
若者の自動車離れ、などと叫ばれ新車販売台数もほぼ横ばいとなっている昨今ですが、人気の新車は?と聞かれれば「ランクル」と答えざるを得ません。
しかし、ほかにも人気の車はあります、それが「クラシックカー」や比較的新しくも古い「ヤングタイマー車」です。単純に中古車の価格が上がっているだけではなく、おしゃれな雑誌でもたびたび特集を組まれるなど注目度が上がっています。
今回はとくに輸入車のクラシックカーに焦点を当てて、クラシックカー(ヤングタイマー車)の買い方や紹介、旧車イベントの紹介をしますので、ぜひチェックしてみてください。
なぜクラシックカー人気が上昇中?
クラシックカー(ヤングタイマー車)はなぜ人気になったのでしょうか?
その背景はいくつかありますが、主な2つの要因「希少価値の上昇」と「資産としての人気」について解説します。
希少価値の上昇
現代の車は計算し尽くされた素晴らしいデザインであると同時に、どこか似通っていると感じてしまいます。
となると、人とは違う車に乗りたい!と思った場合に、思うような車が探しにくいのが実情です。
その点、クラシックカーはすでに生産が終了しており、故障や不慮の事故などで姿を消していくので、日に日に市場に出回る台数も減少しています。
そういった点から、現存する台数も少なく希少性も高くなっています。
また、現代では消えていってしまった旧車ならではのシステム(キャブレター式やタイミングベルト)を知りたい、マニュアル運転を楽しみたいといった若者からも指示を得ているのです。
資産としての人気
クラシックカーは資産としても人気が高まってきています。また、最近は投資目的で購入をするオーナーも増えています。
もちろん車は保管場所をとるため、時計やワインのように限られたスペースで保管できるものではありません。
それでも乗って楽しめる、整備をして楽しめるのは、旧車ならではの魅力ではないでしょうか。
例えば広い土地がある住宅でナンバーを切ってしまっての保管や、自分でもそれなりに楽しんで整備しながら維持した結果、十数年後にはかなりの高値で売れる可能性も大いにあります。
今からでしたら、1990年代の名車と呼ばれた輸入車を安価で手に入れるのもオススメできます。
クラシックカーおすすめ5台
現在人気が上昇中、もしくはこれから人気が見込まれるクラシックカーを5台紹介します。
どの車も、乗っているだけで「かっこいい!」となること間違いナシです!
フォルクスワーゲン ゴルフ
ビートルの後継者として、ゴルフiが1975年の3月にヴォルフスブルクの工場で生産が開始されてから、去年で50周年でした。
ゴルフはいまや、本国ドイツでは自動車教習所の車となるほど国民的な車種となっています。
そして現代では、1975年のゴルフiから1992年のゴルフⅱまでが注目を集めています。特に丸めで角張ったシンプルで実用的なデザインが中古車市場でも大人気となっています。
筆者も街中で見かけたことが何度かありますが、中古車市場でも見かける数は意外と多いと感じました。それだけまだ「楽しく乗れる」だけの力があるということです。
頑丈で整備をすれば2025年の現代でも楽しめるゴルフ、ぜひチェックしてみてください。
BMW 7シリーズ
現代まで続くBMW7シリーズ、その初代は1977年にデビューしました。
今では大きくなりすぎてしまったようにも感じるキドニーグリルですが、当時は小さいながらも際立っていたグリルとクラシカルなデザインが特徴です。
またトップモデルの733iは、3.2L直列6SOHCエンジンが搭載されていて、そのハイパワーも魅力の1つです。
当時のメルセデス・ベンツSクラスとまではいきませんが、車体も大きく、現代で乗っていても格好よくサマになりますね。
シボレー コルベット
1953年、最初に発表された当時よりコンセプトの反応が凄まじく、量産に至ったのがシボレーのコルベットです。
いわゆるアメ車は熱狂的なファンが多く、以前より相場は高めでした。
しかし近年では、従来の「アメ車好き」の層だけでなく、若年層などさまざまな層を虜にしており、中古車市場でも値が上がっています。
エクステリアはアメ車らしい低い全高に、ロングノーズショートデッキのスタイリングこそ守られていますが、現代に至るまでのデザイン変更は多々あります。
そのため、現代のシボレーの印象とはかけ離れた初期のデザインが特に人気となっています。
特に丸目デザインやリトラクタブルヘッドライトのコルベットは、希少性を高める要因と言えるでしょう。
ランチア デルタ
ラリーカーのベース車両のなかでも不動の人気を誇るのがランチアのデルタです。
世代だったら、まず「デルタ」と聞いただけで「いいねえ」と破顔してしまう人も多いのではないでしょうか。
デルタは1979年に登場し、洗練されたイタリアンデザインで人気を博しました。
第1世代の角張ったデザインは長く続き、1993年に2代目デルタが発表された後の1995年まで販売され続けました。
エンジンはすべて直列4気筒で、ラリーカーとしての本領発揮はやはり小回りの良さでしょうか。
デルタはエクステリアデザインだけでなく、走りの楽しさも追求しているのが魅力です。
デルタは本当に人気なので、中古車市場で見つけた際はぜひお財布を短めに相談することをオススメします。
アルファロメオ スパイダー
デルタが質実剛健なイタリアンデザインだとすれば、1966年にデビューしたアルファロメオ スパイダーはその真逆、流線美を伴ったイタリアンデザインの車です。
あのスティーブ・マックイーンが「とても扱いやすく、美しいです」と称したのですから、その美しさはお墨付きです。
また、数々の映像作品にも登場した経緯からもファンの多いクラシックカーと言えるでしょう。
ジュリエッタのエンジンを積んだオープンモデルのスパイダーは、優雅な社交界すらも彷彿とさせます。
中古車市場にもまだそう高くなく出回っているので、我こそはスパイダーに!という人はぜひチェックしてみてください。
全国のクラシックカーイベントを紹介
クラシックカーイベントはコロナや近隣の騒音問題などで一時減少傾向にありましたが、また少しずつ回復しているようです。この章では、初心者でも参加しやすいクラシックカーイベントをいくつか紹介します。
ノスタルジック2デイズ
日本最大の旧車・絶版車が集うクラシックカーイベントです。
いわゆる「ノスヒロ」と呼ばれる旧車雑誌「NostalgicHero(ノスタルジックヒーロー)[PR]」を筆頭に、6媒体が合同で主催するモーターショーとして、毎年2月頃に開催されています。
国産クラシックカーがおもにはなりますが、国内最大級とのことであらゆる旧車・絶版車が楽しめます。
イベント公式HP | https://nos2days.com/ |
昭和・平成オールドカー展示会
日本旧軽車会が主催する関東最大級の旧車展示会です。
今年は4月20日(日)にアリオ上尾で開催し、上尾警察のパトカーや白バイも登場予定です。
入場無料の旧車イベントはなかなか少ないので、気軽に参加してみるのもいいですね。
MOONEYES Street Car Nationals
車好きなら、イエローベースでキョロっとした瞳のマークを見たことがあるかもしれません。
港町横浜のなかでもさらにアメリカを色濃く残す本牧に店を構える「MOONEYES」が主催のイベントです。
このイベントは輸入車メインの旧車なだけでなく、アウトドア&スワップミートも兼ねていて、生粋の旧車好きでなくとも楽しめること間違いなしです。
クラシックカーの購入方法は?
クラシックカーの購入方法はいくつかあります。
馴染みの中古車屋さんに行ってみて、偶然クラシックカーが置いてあればいいのですが、なかなかそうのようなラッキーには巡り合えません。
希少性の高さや店舗での流動性の低さから、在庫として見つけることは困難といえるでしょう。
ここでは、希望するクラシックカーをみつける方法をご紹介します。
中古車検索サイトで探す
最も簡単なのは、中古車検索サイトで探すことです。カーセンサーやグーなどで、自分の希望する条件を入力して出てきた車の店舗に問い合わせ、もしくは実際に足を運んで現車確認をすることです。
また、昨今は旧車ブームなこともあり、全国に旧車を専門的に扱う店舗も増えていますので、その店舗のホームページで在庫をチェックしたり、実際に足を運んでみるのもいいでしょう。
個人売買・オークションを利用する
ほかには個人売買という手もあります。実際にメルカリでは個人間の自動車売買に力を入れており、探してみるとかなりの車が出品されているのがわかります。もちろんヤフオクで探してみるのもいいでしょう。
ですが、個人間の売買によるトラブルも多く報告されているので注意が必要です。
そのほか非常にアナログな手ですが、もしあなたに馴染みの車屋さんがいるのであれば相談してみるのもいいでしょう。実際に所持していて売るのを迷っている人などを紹介してくれることもあります。
まとめ
令和になぜクラシックカーが人気なのか。
その人気の理由とクラシックカーのおすすめ車両、全国のクラシックカーイベントの紹介、そしてクラシックカーの購入方法について解説しましたがいかがでしたか?
筆者自身も紹介している車両を検索するたびに「そういえばあの車って⋯」など、どんどん自分の欲や興味が出てしまい、『クラシックカー(ヤングタイマー車)の沼』をひしひしと感じました。
実際に購入せずとも、クラシックカーがある生活を想像しながらWEBサイトを巡回するだけでも楽しいことでしょう。
この記事を読んで、ぜひ「沼」にズブズブと浸かってみてください。