地方から東京へ来たとき、あるいはテレビの中継を見ていて「東京って外車が多いなー」と感じたことはありませんか?
日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した2025年度(2025年4月〜2026年3月)の最新データによると、全国の外国メーカー車(乗用車)新規登録台数は236,166台(前年比103.4%)となりました。
その中でも「東京」は45,282台と、2位の神奈川県にダブルスコア近い差をつけて圧倒的1位を獲得しています。
この記事では、2025年度の都道府県別の外国メーカー車(乗用車)新規登録台数ランキングの紹介と、なぜ東京で輸入車需要がこれほど高いのか、首都圏で人気の車種や買取相場への影響まで徹底解説します。
目次
2025年度 都道府県別 外国メーカー車(乗用車)新規登録台数ランキング
さっそく、2025年度の都道府県別・外国メーカー車(乗用車)新規登録台数ランキングを見ていきましょう。
- 対象期間: 2025年4月~2026年3月(2025年度速報値)
- 対象: 外国メーカー車(乗用車)
- データ出典: 日本自動車輸入組合(JAIA)
| 順位 | 都道府県 | 2025年度 | 2024年度 | 前年比 (%) |
| 1 | 東京都 | 45,282 | 43,159 | 104.9% |
| 2 | 神奈川県 | 22,398 | 20,920 | 107.1% |
| 3 | 愛知県 | 20,947 | 20,088 | 104.3% |
| 4 | 大阪府 | 16,655 | 16,765 | 99.3% |
| 5 | 兵庫県 | 12,148 | 12,086 | 100.5% |
| 6 | 埼玉県 | 11,755 | 11,715 | 100.3% |
| 7 | 千葉県 | 11,050 | 10,421 | 106.0% |
| 8 | 福岡県 | 9,096 | 9,017 | 100.9% |
| 9 | 静岡県 | 7,390 | 6,901 | 107.1% |
| 10 | 茨城県 | 5,931 | 5,444 | 108.9% |
| 11 | 北海道 | 5,297 | 5,616 | 94.3% |
| 12 | 京都府 | 4,983 | 5,264 | 94.7% |
| 13 | 広島県 | 4,357 | 4,033 | 108.0% |
| 14 | 岐阜県 | 3,987 | 3,868 | 103.1% |
| 15 | 群馬県 | 3,976 | 3,647 | 109.0% |
| 16 | 三重県 | 3,280 | 3,240 | 101.2% |
| 17 | 宮城県 | 3,159 | 3,030 | 104.3% |
| 18 | 長野県 | 3,079 | 2,925 | 105.3% |
| 19 | 栃木県 | 2,950 | 2,862 | 103.1% |
| 20 | 岡山県 | 2,695 | 2,882 | 93.5% |
| 21 | 奈良県 | 2,688 | 2,485 | 108.2% |
| 22 | 新潟県 | 2,353 | 2,407 | 97.8% |
| 23 | 熊本県 | 2,229 | 1,889 | 118.0% |
| 24 | 滋賀県 | 2,059 | 2,029 | 101.5% |
| 25 | 石川県 | 1,866 | 1,752 | 106.5% |
| 26 | 山梨県 | 1,659 | 1,561 | 106.3% |
| 27 | 富山県 | 1,617 | 1,424 | 113.6% |
| 28 | 福島県 | 1,553 | 1,703 | 91.2% |
| 29 | 山口県 | 1,543 | 1,745 | 88.4% |
| 30 | 大分県 | 1,498 | 1,508 | 99.3% |
| 31 | 愛媛県 | 1,494 | 1,536 | 97.3% |
| 32 | 福井県 | 1,467 | 1,318 | 111.3% |
| 33 | 香川県 | 1,415 | 1,391 | 101.7% |
| 34 | 鹿児島県 | 1,408 | 1,359 | 103.6% |
| 35 | 和歌山県 | 1,291 | 1,212 | 106.5% |
| 36 | 長崎県 | 1,208 | 1,159 | 104.2% |
| 37 | 山形県 | 1,045 | 959 | 109.0% |
| 38 | 徳島県 | 1,001 | 981 | 102.0% |
| 39 | 宮崎県 | 982 | 911 | 107.8% |
| 40 | 沖縄県 | 866 | 831 | 104.2% |
| 41 | 佐賀県 | 836 | 727 | 115.0% |
| 42 | 岩手県 | 784 | 769 | 102.0% |
| 43 | 島根県 | 610 | 603 | 101.2% |
| 44 | 秋田県 | 581 | 627 | 92.7% |
| 45 | 鳥取県 | 571 | 565 | 101.1% |
| 46 | 高知県 | 567 | 478 | 118.6% |
| 47 | 青森県 | 560 | 624 | 89.7% |
| 全国合計 | 236,166 | 228,436 | 103.4% |
なぜ東京で輸入車(外車)が選ばれるのか?圧倒的1位の理由
ランキングの通り、東京の輸入車新規登録台数は45,282台と、全国シェアの約19.2%(およそ5台に1台)を占めています。
前年比でも104.9%と順調に台数を伸ばしています。
東京でこれほど輸入車需要が高い背景には、主に以下のような理由があります。
高所得世帯・富裕層の集中
東京都内は港区、世田谷区、渋谷区、田園調布や城南エリアをはじめ、高所得世帯や経営者層が多く居住しています。
そしてステータス性やデザイン性、安全性能に優れたメルセデス・ベンツ、BMW、ポルシェなどの輸入車を選ぶユーザーが圧倒的に多いのが最大の特徴です。
輸入車ディーラーやアフターサービス拠点の充実度
東京とその近郊(神奈川・千葉・埼玉)には、主要な外国車メーカーのディーラーや整備工場が集中しています。
「購入後のメンテナンスや保証が受けやすい」「試乗車や在庫車のバリエーションが豊富」という環境が整っているため、初めて輸入車を購入するという方にもハードルが低いことも挙げられます。
都市部の走行に適したプレミアムコンパクト・EVの台頭
近年は、東京の道路事情やマンションの立体駐車場サイズに合わせた、コンパクトな輸入SUVやハッチバック、電気自動車(EV)など選択肢が増えたことも需要増を後押ししています。
東京・首都圏でよく見かける!人気の輸入車メーカー&定番車種
東京をはじめとする首都圏では、どのような輸入車メーカー・車種が人気を集めているのでしょうか。
JAIAの2025年度登録台数データでも上位を占める、街中でよく見かける定番ブランドと代表モデルをご紹介します。
メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)

【外国メーカー乗用車 シェア 第1位】
日本における輸入車の絶対的王者であり、東京の都心部(港区・渋谷区・世田谷区など)で圧倒的な遭遇率を誇るのがメルセデス・ベンツです。
洗練されたデザインと最高峰の安全性能、高いリセールバリューが特徴で、街乗りから長距離ドライブまで幅広く支持されています。
<よく見かける定番車種>
- Cクラス(セダン / ステーションワゴン): 都心の扱いやすいボディサイズで高い人気。
- GLC / GLA / GLE: 街乗りからアウトドアまで映えるSUVシリーズ。
- Gクラス(ゲレンデヴァーゲン): 都心の高級住宅街や商業施設で絶大な人気を誇る最高峰SUV。
BMW

【外国メーカー乗用車 シェア 第2位】
「駆けぬける歓び」を掲げ、スポーティな走りとモダンなデザインで根強いファンを持つドイツのラグジュアリーブランドです。
ビジネス層や車好きのオーナーから高い支持を得ています。
<よく見かける定番車種>
- 3シリーズ: スポーティセダン/ツアラーのベストセラーモデル。
- X3 / X1: 都心の立体駐車場や狭い路地でも扱いやすいプレミアムSUV(SAV)。
- i4 / iX3など電気自動車(BEV)ラインナップ: 東京の先進的なEV環境でも存在感を高めています。
フォルクスワーゲン(Volkswagen)

【外国メーカー乗用車 シェア 第3位】
「国民車」として親しまれるフォルクスワーゲンは、首都圏の住宅街や郊外でのファミリーユースとして絶大な人気を誇ります。
実用性の高さと質の高い走り、コンパクトなサイズ感が魅力です。
<よく見かける定番車種>
- ゴルフ(Golf): 輸入コンパクトカーの代名詞的存在。
- ポロ(Polo): 東京の狭い道でも取り回しがしやすいジャストサイズ。
- T-Roc / T-Cross: コンパクトで扱いやすいスタイリッシュSUV。
アウディ(Audi)

【外国メーカー乗用車 シェア 第4位】
「クワトロ(四輪駆動)」技術と先進的で洗練されたライティングデザインが魅力のアウディ。
都会的でスタイリッシュなデザインから、東京のセンスある層や若いファミリー層に選ばれています。
<よく見かける定番車種>
- A3 / A4: 上質で扱いやすいプレミアムコンパクト&セダン。
- Q3 / Q5: 都会の街並みに映えるデザイン性の高いプレミアムSUV。
BMW MINI

【外国メーカー乗用車 シェア 第5位】
一目でわかるレトロ&ポップなデザインと、ゴーカートフィーリングと呼ばれるキビキビとした走りが大人気のMINI。
東京の狭い路地や駐車場でも扱いやすく、男女問わず幅広い年代から愛されています。
<よく見かける定番車種>
- MINI 3ドア / 5ドア: 都心部で特に見かけるコンパクトハッチバック。
- MINI クロスオーバー(Countryman): 居住性と積載性を高めたSUVタイプ。
ポルシェ(Porsche)

【外国メーカー乗用車 シェア 第7位】
憧れの高級スポーツカーブランドとして、東京・世田谷や港区周辺で非常に遭遇率が高いのがポルシェです。
純粋なスポーツカーだけでなく、SUVモデルの登場によって普段使いのファミリーカーとしても定着しました。
<よく見かける定番車種>
- マカン(Macan) / カイエン(Cayenne): ポルシェの走りの質感を楽しめる大人気SUV。
- 911: スポーツカーの永遠のアイコン。
東京・首都圏の輸入車市場におけるその他の注目トピックス
首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)だけで全国の約38%をカバー
1位の東京(45,282台)、2位の神奈川(22,398台)、6位の埼玉(11,755台)、7位の千葉(11,170台)を合わせた1都3県の合計台数は90,605台にのぼり、全国の輸入車登録台数の約38.4%を首都圏エリアが占めています。
地方都市でも輸入車ニーズが拡大中
東京一極集中の一方で、2025年度は熊本県(前年比118.0%)や高知県(前年比118.6%)、富山県(前年比113.6%)など、地方都市でも10%以上の高い伸びが見られました。
全国的に輸入車の人気と需要が高まっている傾向が見えてきます。
まとめ:東京近郊での買い取りは外車専門の「外車バトン」におまかせ!
2025年度の都道府県別データを見ると、東京を中心に首都圏や大都市圏での輸入車需要は非常に高いことが改めて分かりますね。
登録台数が多く需要が活発な東京や都市部では、中古車市場における流通も多いため、査定のハードルも非常にシビアです。
しかし、年式や走行距離といった機械的なデータだけで評価されてしまう一般的な査定では、外車・輸入車ならではの装備やこだわりの価値が見落とされてしまうことも少なくありません。
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