1. 外車バトンTOP
  2. バトンブログ
  3. フォルクスワーゲン ゴルフは輸入車の入門車?おすすめの理由と購入・売却のポイント
バトンブログ
フォルクスワーゲン ゴルフⅦ

フォルクスワーゲン ゴルフは輸入車の入門車?おすすめの理由と購入・売却のポイント

フォルクスワーゲン ゴルフは、1974年に発売されたハッチバックスタイルのクルマです。
シンプルで機能的なデザイン、高速走行で安定した走り、長時間の運転でも疲れにくいなどの理由から、世界中の人々から愛されています。

中古車価格が手ごろである点、日本の狭い道でも扱いやすいボディサイズから人気で、ゴルフは輸入車ライフを始める際の入門車としても人気です。

今回は、人気の輸入車フォルクスワーゲンゴルフの良い点や気になる点について紹介します。

フォルクスワーゲン ゴルフの良い点

フォルクスワーゲン ゴルフの高い人気には理由があります。
輸入車なのに大きすぎず、使い勝手が良い、シンプルなのに高級感がある、中古車価格が安く、これから輸入車ライフを楽しみたい方々に人気のクルマです。

シンプルで高級感あるデザイン

フォルクスワーゲン ゴルフのエクステリアやインテリアは、シンプルなデザインでスッキリしているのが特徴です。
かつパーツひとつひとつがしっかりと造り込まれでおり、高い質感、高級感を感じることができます。

シートは国産車と比べると硬めです。違和感を感じるかも知れませんが、お尻の沈み込みを抑えることで、長時間乗っていてもお尻が痛くなりにくくなっています。

高級車に多い「オラオラ系」の印象はなく、老若男女問わず幅広いユーザー層に人気のデザインです。

ボディ剛性の高さと安全性の高さ

フォルクスワーゲン ゴルフは、ボディ剛性の高さと安全性の高さも人気のひとつです。
ボディ剛性の高さでは「ボルボ」や「メルセデスベンツ」が有名ですが、それに匹敵する剛性の高さがあります。

熱間形成高張力合板という強度の高い鉄板を使用しているのが特徴で、剛性の高いボディと軽量化を同時に実現しています。

運転のしやすさ

ボディの剛性が高いため、直進安定性が高く、カーブでもしっかりしたハンドリング性能を実感できます

思い通り自由自在に操縦可能なクルマは運転がしやすく、安全性にも直結します。 

お求めやすい中古車価格

フォルクスワーゲンのロゴ・エンブレム

フォルクスワーゲン ゴルフの中古車価格は、ほかの輸入車に比べ比較的お求めやすくなっています。

先代モデルのゴルフⅦは、2013年4月から2021年3月まで発売されたモデルで、ベーシックな「トレンドライン」なら、新車でも200万円台後半から購入できました。

2回目の車検を迎えた新車登録から5年のゴルフⅦの中古車価格は、走行距離が3万キロ前後の良質車を150万円から200万円で探すことが可能です。

新車登録から7年経過するゴルフⅦも、2017年にマイナーチェンジで内外装が刷新されているモデルのため古さを感じさせません。
7年経過した場合の中古車価格は120万円から180万円で、充実装備のコンフォートラインも選べます。

新車登録から9年経過すると、中古車価格は100万円を切る販売価格も出てきます。
消耗品の交換時期が重なる年数で故障のリスクも高くなりますが、軽自動車よりも安い価格で先代モデルのゴルフⅦを手に入れることができます。

フォルクスワーゲン ゴルフの注意点

国産車と変わらない感覚で維持できるフォルクスワーゲン ゴルフですが、注意しなければならないポイントがいくつかあります。

ドイツと日本の気候の違い

ドイツは日本よりも暑くない国です。日本の気候は、夏は暑く冬は雪が降り凍結する寒暖差の大きい気候が特徴です。また、梅雨の時期など高温多湿な気候はさまざまなパーツに影響を与えます

国産車で使用されているゴムやプラスチック素材の耐久温度は100℃ですが、フォルクスワーゲンを含むドイツ車の多くは70℃に設定されています。

年数が経過すると、内装樹脂の表面が剥がれてきたりベタベタしてきたりします。内装のプラスチックがベタつくことがあることを知っていれば特に気にするポイントではありませんが、知らないと不満に感じる方もいるでしょう。

7速DSGトランスミッションに注意

フォルクスワーゲン ゴルフには、乾式7速DSGトランスミッションが採用されています。2つの自動クラッチを持つトランスミッションが自動で変速してくれるため、一見普通のオートマチックのように見えます。

しかし構造はマニュアル車と同様で、自動でクラッチ操作を行い変速します。
この作業を瞬時にクルマが行ってくれるため、パワー伝達ロスが少なくダイレクトな走りを楽しむことが可能になります。

そのため、一般的なトルクコンバーター式のオートマチック車と同じ運転をすると故障のリスクが高まります。

発進と同時にアクセルを強く踏むと、急にギアが繋がり急発進気味になります。これを繰り返すと負荷がかかりジャダー(滑り)の原因になります。
ゆっくりアクセルを踏み、ギアが繋がる感覚をつかんでから加速するようにしましょう。

DSGトランスミッションにも、トルクコンバーター式のオートマチック車のようにわずかなクリープ現象があります。
クリープ現象や低速走行を繰り返すと、半クラッチ状態が続きクラッチ板が過熱して走行不能になります。坂道での発進停車を繰り返す場合十分な注意が必要です。

国産車でクルマが完全に停止する前に「D」から「R」、「R」から「D」へギアを操作している人は要注意です。故障のリスクが大幅に高まるので、必ず停止後にギアを操作しましょう。

道路事情の違い

ドイツでは日本と比べて発進停車を繰り返す使い方が少なく、走り出したら停まらない使い方が多いのが特徴です。交差点ではラウンドアバウトと呼ばれる環状交差点が多いのが特徴です。

日本は信号交差点が多く渋滞も多いため、発進停車を繰り返すことが多くなります。

7速DSGトランスミッションは、発進停車の繰り返しが苦手なため、市街地での運転には十分な注意が必要です

消耗品交換サイクルが早い

交換サイクルが早く感じるのはブレーキ関連です。

国産車と比較してブレーキのディスクローターの減りが早いのが特徴です。これは輸入車全車に共通することでフォルクスワーゲン ゴルフのみではありません。
ブレーキパットの交換とディスクローター同時交換がおすすめで、最低でもブレーキパット2回に1回の交換が必要です。

ゴルフⅣのエンジンはタイミングベルト、ゴルフⅤとゴルフⅥのエンジンはタイミングチェーン、ゴルフⅦのエンジンはタイミングベルトです。

一見タイミングチェーンならメンテナンスがほぼ要らないと思いがちですが、意外にタイミングチェーンのトラブルは多いのです。
ゴルフⅤとゴルフⅥを選ぶ際には、タイミングチェーンを交換または点検してから乗ることをおすすめします。

ゴルフⅦのタイミングベルトの交換時期は18万キロですが、日本国内での使用環境を考慮し、ディーラーでは10万キロでの交換を推奨しています。10万キロなら国産車と同じ交換時期です。

マイナートラブルは気にしない

フォルクスワーゲン ゴルフにありがちなマイナートラブルとして、窓落ちがあります。パワーウィンドゥが作動しなくなるトラブルです。

集中ドアロックも作動しなくなるドアがあったり、正常にもかかわらず警告灯が点灯する場合があります。
ディーラーで点検してもらうことでおおよそ解決しますが、場合によっては費用が高額なケースもあります。

これらのマイナートラブルは、輸入車全般に当てはまることもあります。
マイナートラブルを気にせず楽しむことができれば、扱いやすいサイズで運転しやすいクルマといえるでしょう。
特に安全性に優れているフォルクスワーゲン ゴルフは、最高の輸入車への入門車になります。

フォルクスワーゲン ゴルフⅦは高値で売却

車買取の査定

フォルクスワーゲン ゴルフⅦは、1つ前のモデルでもまったく古さを感じさせません。中古車市場でも人気の車種のため、買取価格も安定しています。

2013年4月に発売されたゴルフⅦは、古いクルマの場合10年以上が経過しています。
新車登録から3回目の車検を迎える9年目あたりから買取価格は安くなっています。更にその前のゴルフⅥやⅤは、特別なグレードや特別なモデルでない限り買取価格はかなり厳しくなります。

ゴルフⅦで高値で売却可能なのは、新車登録から7年以内のクルマです。
年間走行距離が1万キロの場合、5年で5万キロ、7年で7万キロのため、タイミングベルトの交換時期の目安となる10万キロまでまだ余裕がありますので買い手が付きやすくなります。

9年9万キロの場合、タイミングベルトの交換時期に差し掛かるため敬遠されます。安く購入してもすぐに整備費用がかかり、10年以上経過すると国産車、輸入車問わず故障のリスクが高まるためです。

フォルクスワーゲン ゴルフⅦのまとめ

フォルクスワーゲン ゴルフは、扱いやすいボディサイズで運転しやすく安全性も優れています。

ゴルフⅦは先代モデルですが、古さを感じさせず国産車と変わらない価格で購入できるのが魅力です。
すでに挙げた注意点やトラブルが発生しやすいポイントを抑えることで、楽しい輸入車ライフを楽しめるでしょう。

売却に関しては人気のゴルフⅦの場合、新車登録から7年以内の走行距離7万キロ以内が目安です。年式が新しく走行距離が少ないゴルフⅦは高値での売却が期待できます。

スポンサーリンク

アナタの外車を査定させてください!

いつでもどこでもPC・スマホから、お車の査定依頼ができます メールで査定依頼する スマホで簡単!LINEからお車の査定依頼もできます LINEで査定依頼する