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減税終了までに買いたい!エコカー減税対象の外車のクリーンディーゼル車

2023-11-15

移動手段として生活に欠かせない自動車ですが、近年は自動車の排気ガスによる大気汚染や地球温暖化が問題視されています。
そのため、各国の自動車メーカーも環境に配慮したエコカーを普及させるために、さまざまな取り組みが行われています。
クリーンディーゼル車に対するエコカー減税がその一例です。

ディーゼル車は燃料に軽油を使用するため、ガソリン車と比較してランニングコストが安い点が魅力です。
また、車の仕様や用途によってはガソリンよりもディーゼル燃料の方が向いているケースもあるため、ディーゼル仕様になっている車もあります。
しかし、クリーンディーゼルとはどういう車なのか、通常のディーゼル車とは何が違うのかなど、よく知らないという方も多いのではないでしょうか。

今回はエコカー減税とクリーンディーゼル車についてくわしくお伝えします。
税金は少しでも安い方がうれしいもの。減税や環境保全に興味のある方はチェックしてみてください。

エコカー減税について

エコカー減税とは排出ガスや燃費の性能に優れた車に対する優遇措置で、2009年度の税制改正で導入スタートした制度です。
税制改正で優秀な環境性能の自動車を促進させるため、当初は3年間限定で自動車重量税と自動車取得税を減免する措置でしたが、基準の更新と共に現在も延長され続けています。

減税対象車はプラグインハイブリッド自動車や電気自動車、国土交通省が定めた排出ガスと燃費基準に達した車で、減税率は車の種類によって異なります。

2019年9月末には消費税の引き上げとともに自動車取得税は廃止されましたが、重量税は現在も減免されています。
自動車取得税の代わりに導入されたのが環境性能割です。税率は燃費性能によって変動し、「課税標準基準額+オプションの価額」の取得価額に対して課せられます。

なお、2024年以降には摘要基準を段階的に厳しくしながらさらに延長されるようです。
しかし、クリーンディーゼル車に関しては2023年末をもって特例措置が廃止される予定となっています。

自動車税のイメージ

クリーンディーゼルとは

そもそもディーゼル車とはガソリンではなく軽油を燃料として走る車のこと。ディーゼルエンジンによる排気ガスが問題視され、2003年には「ディーゼル車規制条例」が制定され、基準を満たさないディーゼル車の走行は禁止されました。引き続きディーゼル車を使用するにはフィルターの設置が必要。

現在販売されているディーゼル車のほとんどは「クリーンディーゼル車」です。
2009年から適用されている「ポスト新長期規制」という基準に対応した有害物質が少ないディーゼル車で、CO2の排出量を抑え環境に配慮した次世代自動車として認定されています。
また、電子制御によって高い圧力で緻密な燃料噴射ができる「コモンレールシステム」が搭載され、PM(スス)の発生が抑えられています。

これらクリーンディーゼル車の普及のために、国や地方では「クリーンディーゼル補助金」を出しています。クリーンディーゼル車を購入するときに税金の免除が受けられる制度です。

しかしながら、今後の世界的な流れではガソリン車やディーゼル車は廃止される方針で、2030年半ばまでにガソリン車とディーゼル車は新車販売が禁止になると見られています。
日本でも「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を掲げ、今後の新車についてはハイブリッド車以上のEV(電気自動車)のみの製造・販売を目指すと表明しました。

ガソリンスタンド(ハイオク、レギュラー、軽油)

クリーンディーゼル車のメリット・デメリット

クリーンディーゼル車のメリットとデメリットについてそれぞれ説明します。

クリーンディーゼル車のメリット

クリーンディーゼル車の燃料は軽油のためガソリン車より単価が安くなるのがメリット。また、ディーゼル車は燃費がいいのでさらに燃料代が削減できます。

低回転からのトルクが大きく加速性能が優れているのがポイントで、有害物質の排出や走行時の騒音も抑えられます。

2023年12月31日までに新規登録すれば「エコカー減税」を受けることができ、新車購入時に受け取れる補助金は「(車両本体価格-基準額)×補助率」で計算されます。補助率は車種によって異なりますが上限額は15万円です。

クリーンディーゼル車のデメリット

クリーンディーゼル車のデメリットは新車購入時の価格が高くなること。エンジンの精密性が高いため製造コストがかさみ、車体も重くなるため車両本体の価格が上がってしまうのです。

メンテナンスにおいてもコストがかさみます。ガソリン車に比べるとオイル交換の頻度が高くなるのとディーゼル専用のオイルを入れる必要があります。また燃焼時にススが発生するため、定期的な清掃も行う必要があります。

軽油は温度が低いと固まりやすいので、寒冷地で長期にわたって停めておく場合は注意しましょう。その場合は、凍りにくくする添加剤が入っている寒冷地仕様の軽油を入れておくと凍結予防につながります。

エコカー減税対象のクリーンディーゼル車

エコカー減税対象のクリーンディーゼル車にも輸入車はたくさんあります。その中のおすすめの7台を紹介していきます。

メルセデス・ベンツ/GLS400d 4MATIC

ダイナミックなボディとは裏腹に低燃費なメルセデス・ベンツGLS 400 d 4MATIC。3L直6ディーゼルターボを搭載する4輪駆動システム。この巨体が軽油で走るとは信じられないほどで、スタッフ給油のガソリンスタンドでは油種をしっかり伝えましょう。

2020年に日本でも登場したこの2代目モデルは、滑らかかつ力強い走行性能を実現し、約2.5tの重量をまったく感じさせません。オンロード、オフロードも思いのままに走ることができるのが強みです。

WLTCモード燃費は11.3km/Lと、重量から考えるとコストパフォーマンスも優秀です。

メルセデス・ベンツ/GLS
メルセデス・ベンツ/GLSクラス

Mercedes-Benz GLS (X167)” by rvandermaar is licensed under CC BY 2.0.

BMW/320d xDrive

3シリーズセダンは、シンプルながら高級感があふれるBMWの伝統的なモデルで、1975年の発売から長く愛され続けています。

クリーンディーゼルを搭載した「320d xDrive」は2L直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載した力強い走行性能が特徴で、ディーゼル特有のトルク全開の加速と走りが楽しめます。

3シリーズ全モデルに「レーン・チェンジ・ウォーニング」が標準装備され、運転者の死角や追い越し車線から迫ってくる車を察知して警告するシステムで安全運転をサポートしてくれます。

BMW/320d xDrive
BMW/320d xDrive

プジョー/508GT BlueHDi

2016年、プジョーはクリーンディーゼル「BlueHDi」を搭載した508を発売しました。
BlueHDiとはPSAグループが開発した最新ディーゼルエンジンの呼称で、排気汚染物質量が大幅に削減されています。なお、同じ性能のガソリン車と比較した場合、CO₂排出量は15%低減、燃費は25%改善を実現しています。

車両重量は1,700kgとガソリン車より100kgも重くなりますが、最大トルクが倍近くあるのでパワーはたっぷり。

燃費はWLTCモードで16.9km/L、JC08モードで18.3km/Lです。

プジョー/508GT BlueHDi
プジョー/508GT BlueHDi

Peugeot 508 GT BlueHDi (3DA-R8AH01) front” by Tokumeigakarinoaoshima is licensed under CC BY-SA 4.0.

シトロエン/C3エアクロス

2022年に登場したC3エアクロスの現行モデルはクリーンディーゼルを搭載したコンパクトSUV。最大トルク300Nmを誇り、WLTCモード燃費21.3km/Lでチップクラスの低燃費。

コンパクトSUVながらゆったりとした空間を実現。後部座席のシートを自由自在にカスタイマイズできるので大きな荷物も積みこめます。

シトロエン/C3 エアクロス SUV SHINE BlueHDi
シトロエン/C3 エアクロス SUV SHINE BlueHDi

Citroën C3 AIRCROSS SUV SHINE BlueHDi (3DA-A8YH01) front” by Tokumeigakarinoaoshima is licensed under CC BY-SA 4.0.

アウディ/Q5 40 TDIクワトロ

スポーティーで迫力満点のフォルムをもつ「アウディ Q5 40 TDIクワトロ」は、日本初の2L直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載するクリーンディーゼル。電子制御コモンレール式ターボディーゼルエンジンでしか味わえない走行性能が魅力的。

酸化触媒コンバーター、尿素SCR、コーティングされたDPF、アンモニア分解触媒コンバーターなどで構成されたエンジンの排気系は、欧州排ガス規制EURO 6や日本のポスト新長期排ガス規制をクリアしています。

WLTCモードの燃費は14.5km/L、JC08モード燃費はガソリンモデルを1.7km/L上回る15.6km/Lを記録。モード燃費による単純乗算でも航続距離は約1,100kmに迫ります。

アウディ/Q5 Sライン

2018 Audi Q5 S Line Tdi Quattro S-A 2.0 Front” by Vauxford is licensed under CC BY-SA 4.0.

フォルクスワーゲン/パサート TDIエレガンス アドバンス

2018年に登場したパサートは、「ポスト新長期排ガス規制」をクリアしたミッドサイズセダン/ステーションワゴンモデル。2L直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボのTDIを搭載し、最高出力140kW/3500~4000rpm、最大トルク400Nm/1900~3300rpmのエンジン性能が特徴。ディーゼル車のパワフルな加速とランニングコストの良さと低CO2を実現。

渋滞時追従支援システム「Traffic Assist」や前方の車両との距離を検知して、衝突被害を軽減するプリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」を備え安全装備も充実。

「パサートTDIエレガンス アドバンス」のWLTCモード燃費値は16.4km/L。

フォルクスワーゲン/パサート TDI
フォルクスワーゲン/パサート TDI

MINI/クロスオーバー クーパーSD ALL4

ミニのクロスオーバーは、他のミニに比べると車体が大きなSUV。「MINI」の名前とは裏腹に車体はより大きくなりました。室内空間も大幅に広がり快適性が抜群に向上。

グレードはガソリンエンジンタイプが4種類、クリーンディーゼルエンジンが3種類、PHEVが1種類の合計8グレードと豊富なラインナップとなっています。

2017年にクリーンディーゼルタイプがフルモデルチェンジされた現行の2代目。2L直列4気筒クリーンディーゼルエンジンが採用されています。レギュラーガソリン仕様のハイブリッド車に迫る高い燃料経済性が魅力。燃費WLTCモード燃費15.7km/Lです。

最大トルクはガソリン車やハイブリッド車をはるかに上回る点も注目ポイント。

MINI/クロスオーバー クーパーSD
MINI/クロスオーバー クーパーSD

ディーゼル車と聞くと排出ガスが多いというイメージがありますが、クリーンディーゼル車は排出ガスを大幅に軽減した次世代自動車です。
エコカー減税をくわしく学ぶと、どの車種がどれくらいの減税を受けられるかも分かり、また車種ごとの燃費やCO2排出量を知ることもできます。きっと車種の選択肢も広がるのではないでしょうか。

将来的にはディーゼル車は徐々に廃止される見込みですが、日本政府が廃止の目標としている2050年までまだ25年以上あります(2023年現在)。気になるディーゼル車に乗ってみたい方は今がチャンス。

ガソリン車とクリーンディーゼル車それぞれの特性を理解し、自分の車の使い方と好みのバランスを考えて選ぶと、より充実したカーライフを送れますよ!

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