おしゃれ女子に人気♡レトロかわいい外車紹介
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「おしゃれな車がほしい」「かわいい車に乗りたい!」とは思っても、満足のいく1台を探し出すのはむずかしいもの。今回は特におしゃれな女子に人気のちょっとレトロでかわいい外車をピックアップしました。
ドライブに限らず日々の生活の足として使う車だったらなおさら、お気に入りの車でテンションを上げたいですよね。であれば、思い切ってヴィンテージカーなどを含む輸入車に目を向けてみませんか?
近年はレトロブームもあって、旧車はもとよりパイクカーと呼ばれるヴィンテージ調のかわいい車も人気。
特に輸入車は国産車にはないデザインやセンスが却って新鮮で、もしかしたら車の概念を変えてくれるお気に入りの1台に出会えるかもしれませんよ。
ぜひ、参考にしてみてください!
2CV/シトロエン
フランスの国民車として親しまれているシトロエン2CVは、丸いフォルムが特徴的なかわいいクラシックカー。1948年にフランスで農民向けに製造され、実用性と安定性を兼ね備えた小型車として親しまれてきました。
「こうもり傘に車輪を4つつけた車」をイメージした外観は、「乳母車」などと当時は酷評されたことも。圧倒的な実用性からフランス全土で浸透しました。今でもレトロなデザインが好評でパリ市内でよく見られます。
映画『ルパン三世 カリオストロの城』では、ヒロインのクラリスが花嫁姿でさっそうと2CVを運転するシーンが印象的です。
2CVは製造開始から生産終了するまでの42年間、一切姿を変えずに380万台生産されてきました。今でも中古車が出回っていて、日本でも比較的入手しやすいのが特徴。
南フランスにある会社「2CV・メアリ・クラブ・カシス」では今でも再生新車を製造しています。中古車からシャシーナンバーのプレートを移植し、純正パーツを組んで生産しているのです。日本の観光地で見かける人力車のようにパリでは観光の足としても活躍しています。
タイプⅡ/フォルクスワーゲン
フォルクスワーゲンには、レトロでおしゃれな車が多数そろっています。特にひときわ目を引く「タイプII」は、どこか懐かしいマイクロバス型の独特なフォルムが印象的。
初代は1949年から販売され、1967年までを「アーリーバス」、1968年以降を「レイトバス」と区切っています。中でも1971年式のタイプⅡは「アーリーレイト」と呼ばれ大人気。レトロなツートンカラーがおしゃれで、特に女性に好まれています。
2013年にブラジルでの生産が終了し、今では希少車となっていますが中古車としての入手は可能です。
車内がゆったりしているのでキャンパーの間でも大人気。室内を自由にアレンジして自分好みにカスタマイズするのも楽しみの一つ。商用車からキャンピングカーまで多様な用途に適しています。
ビートル/フォルクスワーゲン
前述したとおり、フォルクスワーゲンにはレトロでかわいい車がたくさんあります。「タイプⅡ」の前に発売された「タイプⅠ」がビートルに当たります。「ビートル」は「カブトムシ」を意味し、丸みを帯びたレトロなフォルムが愛されました。
「ビートル」が正式名称になったのは1998年に発表された「ニュービートル」から。それまで日本では「カブト虫」とそのまま呼んでいたとのこと。
かわいさらしさが売りのビートルですが、実用性を重視する欧州では人気が落ち、2019年に販売終了となってしまいました。しかし、今になってビートルの人気は再燃してきています。
直線的なフォルムが主流になっていく中、丸くて可愛らしいフォルムのビートルに注目が集まっているのです。中古車で探せば、意外にお手頃な価格の車が見つかりやすいのも特徴。
また、フォルクスワーゲンはアニメとコラボし、2023年7月に映画「Ladybug & Cat Noir: The Movie」の公開を予定しています。作中では「エレクトリック・ビートル」が登場することから、ビートルがEV化で復活する可能性があるかもしれませんね!
ミニクーパー/ローバー(BMW ミニ)
女性に大人気のミニクーパーは丸みを帯びた可愛らしいフォルムが特徴的。コンパクトで小回りが利き、ちょっとしたお出かけにも大活躍。見た目に寄らずパワーがあるので高速道路でも楽々走ることができます。
ミニクーパーは、2000年までのローバーミニと2001年以降のBMWミニに分かれています。ローバーミニを含むクラシックミニは、イギリスのローバーが製造していましたが、BMWがローバーを傘下に収めてBMWミニとなり、軽自動車より小さかった車体がコンパクトカーサイズに変更されました。クーパーとはミニの中のグレードを表し、使いやすくスポーティーな走りが特徴的です。幅広いグレードが用意されているので予算に応じて選べるのも魅力。
3ドアか5ドアを選択でき、カラーバリエーションやオプションパーツも豊富なので、自分好みにカスタマイズして楽しみたい女性にはピッタリです。
フィアット500/フィアット
ルパンに登場する峰不二子が乗る車として有名なイタリア車・フィアット500は、世界中で女性に大人気。現在ではオーナーの半数以上が女性だという統計もあります。
500CCの排気量に由来して「500」の名前が付きました。イタリア語で500を意味する「Cinquecento(チンクエチェント)」と呼ばれ、長く親しまれています。
1957年から1975年に製造された第2世代のヌォーヴァ・チンクエチェントは、今でも根強い人気を誇っています。
今、よく見かけるチンクエチェントは2007年に販売された現行モデルで、使い勝手のよさとキュートなフォルムが日本でもよくなじみリセールバリュー(再販価値)も抜群。
2020年にはEV化された「500e」が登場し、伝統を引き継ぎつつも新しい時代を感じさせてくれます。
パンダ/フィアット
見た目だけではなく、名前もかわいいフィアットのパンダ。直線的なデザインが印象的な初代は1980年から2003年まで生産され、ほぼモデルチェンジせずに受け継がれてきました。
レトロ感満載のシンプルなデザインやインテリアを求める人々は今でも少なくありません。中古ではかなり価格が安くなっているので、気になる方は探してみるといいでしょう。
パンダには4WDモデルの限定車「4×4(フォーバーフォー)」があり、正規輸入車は6速MTと0.9Lの2気筒ガソリンターボエンジンを備えています。見た目の愛らしさとパワフルでスポーティーな走りを両立させたい女性にふさわしい車といえます。
トゥインゴ/ルノー
フランスの自動車メーカー・ルノーのトゥインゴは、女性受け抜群の可愛らしいデザインが印象的。コンパクトかつ5ドアで実用性にすぐれ日本の道路事情にもマッチしています。
1993年にトゥインゴの初代が販売され、2008年に販売された2台目では右ハンドル車が誕生しました。現在見かけるのは3代目で、フロントバンパーがよりシンプルになり、日本人女性にもいっそうなじみやすくなりました。
リアエンジン・リア駆動(RR)を搭載し、ダイムラーのスマートシリーズと共有するプラットフォームは驚くほどの最小回転半径を実現します。
軽自動車に引けを取らないほど小回りが利き、狭い道でも思いのままに走れます。
カングー/ルノー
独特でかわいいフォルムをもつルノーのカングーは、外車には珍しいスライドドア付き。実用性重視になってしまう子育て世帯にもおススメです。本国のフランスでは郵便車などの商用に使用されることが多いもの。
1997年に登場した初代のカングーは、愛嬌(あいきょう)と軽快さが今でも根強く支持され、中古車の中でも注目されています。
大きめの車体で小回りが利くのもうれしいポイント。日本の交通事情にもマッチして、子育て中の日本人女性にもうれしいポイントが満載。広々とした車内には大量の荷物や自転車も積めて、帰省や旅行、車中泊にもピッタリです。
2021年に発表された新型カングーはサイズが大きくなっています。年式ごとに限定カラーを発売するためカラーバリエーションも豊富にありますが、カングーといえば黄色が一番人気の色です。
アルファロメオ/ミト
2009年から2017年まで販売されたイタリアの高級自動車メーカー・アルファロメオのミトは、男女を問わず気軽に乗れるコンパクトカー。チャーミングな外観と上質な内装のインテリアが、車にはさほど興味がないという女性にも評判です。
ボディは軽量で1.4Lの直列4気筒DOHCのターボエンジンを搭載し、かわいい顔とスポーティーな走りのギャップを楽しめます。5ドアが主流となった現在、3ドアを貫くミトはとても希少な存在。安定性にすぐれ、横転の心配がないので安全面からも高評価を得ています。
欧州では「3ドアハッチバック」の需要が減少し、残念ながら製造は終了してしまいました。中古で探すと、日本でも求めやすい価格で購入できます。
スマートフォーツー/メルセデス・ベンツ
一般的にメルセデス・ベンツといえば、大きくていかつい車をイメージしがち。メルセデス・ベンツ傘下のスマートが製造する4人乗りの「フォーフォー」に対して、2人乗りの超コンパクトなスマートフォーツー。
国産車でもめったに見られない小さなサイズ感の車体は、ヨーロッパの都市部で駐車するのに適しています。1997年にヨーロッパで「シティークーペ」として開発されたのが始まりです。
2014年の3代目はルノーとの共同開発で、「トゥインゴ」とシャシーを共有しています。圧倒的な小回り性能はもちろんのこと、どんな道でも軽快にすいすい走ります。
新車でも手が届く価格で、駐車場を選ばず停められて通勤やちょっとした買い物には最適です。
2020年、EV化した「スマートフォーツーED(エレクトリックドライブ)」が登場し、日本でもよく見かけるようになりました。利便性がますます高くなり、社会や生活にすっかり浸透しています。
近年は日本でも女性視点での「かわいい」をコンセプトにした車が多く生産・販売されていますが、世界に目を向けてみると、ヴィンテージの面影を残しつつ新しいデザインで復刻をした外車も多くありますね。
また、世界中の多くの自動車メーカーが、女性目線でおしゃれかつ普段使いをしやすい多種多様な車を目指して開発しています。
一言で「かわいい」といっても、フォルムやテールランプなどメーカーごとに特徴があるのも面白いですよね。
眺めるだけでも楽しいものですが、中古車なら手が届きそうものもたくさんあります。「かわいい車がほしいけど、他の人と被りたくない!」と思っている方は、ぜひ外車も選択肢にいれてみては?
「外車は高いから無理…」と思っている方も、中古車で探してみると案外手が届く価格帯で見つかることも。
愛着のわく自分だけのお気に入りの1台をぜひ探してみてください!