低走行距離の外車は高額買取を狙える!売却方法を徹底解説
低走行距離の外車は、過走行車と比較し故障のリスクを抑えられることから、高額買取を狙いやすくなっています。
「本当に外車は高く売れるの?」「高く売れる方法を知りたい」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、低走行距離の外車が高価買取を狙える理由と売却方法を解説していきます。
低走行距離の外車を売却しようかと検討されている方は、ぜひご参考ください。
今、輸入中古車が人気!
ここ数年、国内における輸入車の中古車登録台数は年々増加しています。
2024年1月から7月までの輸入車中古車登録台数は 33万8,396台です。2023年1月から7月までは32万8,714台なので、前年の同時期に比べ、2.9%登録台数が増加しています。
参考:日本自動車輸入組合:2024年7月度 輸入車中古車登録台数
新車価格高騰で中古車市場に影響
このように中古車が人気の背景には、新車価格が上がっている、または新車が入手しにくい状況にあります。
原材料価格は年々上がってきており、そのため新車価格も高く設定されています。
同じモデルを乗り換えをしているオーナーであれば、1つ前のモデルと価格設定が明らかに違うことを実感していると思います。
材料不足も影響しています。半導体不足や部品の供給不足により、製造ラインが止まってしまうことで出荷が追い付いていないのです。
ディーラーに行ってもすぐに買えるわけでなく、予約待ちという状況も少なくありません。ほしい新車が手に入りにくいことも起因しています。
そのため、程度の良い中古車を求める需要が高まったと考えられています。
EV化でほしい車種やモデルが生産終了
また、EV化による影響もあるのではないかとも言われています。
EU諸国では、2035年以降のガソリン車の生産終了を目標に掲げており、各メーカーも着々とガソリン車の生産・販売を終了する動きになっています。
エンジンのパイオニア、ポルシェが718 ケイマンのガソリン車の生産を終了すると発表したニュースは、外車好きにとっては衝撃だったのではないでしょうか。
このほか、アバルト 500やフィアット 500もすでに生産を終了しており、今後もガソリン車で販売される車種は少なくなるでしょう。
そのため、好きだった車種やモデルのガソリン車仕様がなくなってしまった、と残念に思うオーナーも多くいます。そんなオーナーが、現在ガソリン仕様の輸入中古車を探しているのです。
特にガソリン仕様やディーゼル仕様の最終モデルは人気が高く、中古車市場で人気となっています。
このほか、現在生産されているガソリン車も、ダウンサイジングターボのエンジンが多くなったことも原因ではないかと言われています。
往年の大排気量エンジンを好むオーナーも少なくなく、そのため敢えて中古の輸入車を購入しているという状況もあります。
こにような要因もあり、現在輸入車の中古車市場は需要が高まっており、中古車市場では輸入車の販売価格も上がってきています。
低走行距離の外車が買取市場で人気の理由
このように輸入中古車の需要が高まっているということは、買取市場でも人気があるということです。低走行距離の外車は中古車市場で需要を集めやすいため、買取においても重要視されています。
低走行距離の外車は、良好なコンディションとなっている傾向にあるため、買取市場でも人気が高くなっています。
中古車のリスクの1つとして「故障」が挙げられますが、低走行距離であれば故障リスクも少ないため、中古車市場では輸入車・国産車に限らず低走行距離の車が好まれます。
特に外車は故障してしまうと、国産車よりも修理費用が高くなる傾向にあります。
また、場合によっては海外からパーツや専用工具を取り寄せる必要もあるため、修理にかかる時間も長くなります。
このようなリスクを回避するため、外車の中古車市場ではできるだけ低走行距離の車が好まれています。
低走行距離の外車は高額買取のチャンス
このように輸入中古車の需要が高まっているということは、買取市場でも人気があるということです。
外車を売却しようと思っている方は、低走行距離のうちに査定依頼を出すことをおすすめします。
年式や内外装の程度次第では、新車とほとんど変わらない価格で売却できる可能性もあります。
外車オーナーは国産車に比べ、ボディや内装をきれいに保っている方が多く、定期的にガラスコーティングを施していれば、中古車であっても新車と変わらない輝きがあります。
となると、中古車市場では当然低走行距離の車両が好まれます。
したがって、低走行距離の外車は中古車市場で需要を集めやすいため、買取においても重要視されています。
同じ年式や車種でも、低走行距離の車両の方が、中古車市場で高値取引されていることから、売却時も高値がつきやすいといえます。
低走行距離の外車を所有している方は、売却するか決まっていない状況でも一度査定依頼をしてみるとよいでしょう。
「低年式だから査定額は低いのでは?」と思っていても、意外に高額査定となる可能性もあるかもしれません。
低走行距離のメリット
走行距離は中古車の価値を測る基準として、最も重要視される情報の1つであり、車両の状態を一番わかりやすく数値化しているものです。
低走行距離の外車には多くのメリットが存在しますが、代表的な3つのメリットを紹介します。
- エンジンや機械部分の摩耗が少ない
- 内外装の状態が良好であるケースが多い
- メンテナンスコストの低さ
ここからは低走行距離のメリットについて、1つずつより詳しく解説するのでぜひご参考ください。
エンジンや機械部分の摩耗が少ない
低走行距離のメリットは、使用時間が短いことからエンジンや機械部分の摩耗が少ないことです。
走行距離が短いため、エンジンやサスペンション・ショックアブソーバーなどの機械部品のダメージが少ないといえます。
つまり低走行距離車は、中古車でありながらコンディションが良くダメージが少ないのが大きな特徴です。
特にエンジンは走行距離が増えるほど内部の摩耗が進み、車のパフォーマンスや効率が低下していきます。
低走行距離の外車はエンジンの稼働頻度が少ないため、内部の部品も摩耗しておらず良好な状態を保てている傾向です。
内外装の状態が良好であるケースが多い
低走行距離の外車は、前オーナーの使用頻度が高くないことから内外装が綺麗な場合が多い傾向です。
外装はもちろん内装の汚れやキズが少なく、車両によっては全くキズがない状態の車が販売されていることもあります。
走行距離が多い車両は、バンパーの飛び石キズも付きやすいですが、低走行距離の場合そういったリスクも少ないです。
特に中古車における内装のシートは、いくらきれいに掃除をされていても、頻繁の乗り降りや長時間の使用によってのへたりや座面の劣化が生じます。
あまり車両を走行していないシートは、あまり劣化せず座り心地の良い状態が保てているため、査定ポイントアップの要因にもなります。
メンテナンスコストの低さ
低走行距離車のメリットの1つに、足回りのダメージが少ないことから、メンテナンスコストの低さが挙げられます。
過走行車は、足回り部品のサスペンションやショックアブソーバーも劣化しやすく、乗り心地が低下してしまいます。
足回りの部品が劣化しているということは、購入後にメンテナンスコストが発生しやすい車両状態です。
特に走行距離10万キロ前後の場合、タイミングベルトの交換時期と重なり、その前に手放すオーナーは多いです。
メンテナンス記録に交換がない場合は、購入後に交換する費用を算段しておかなければなりません。
一方で、低走行距離車であれば、足回り以外にもエンジンルーム内やブレーキ回りの劣化も少ないといえます。
車両全体的に劣化が少なければ、購入後のメンテナンスコストを抑えられます。
低走行距離の車を高く売る方法
これまで低走行距離の外車のメリットについてお話ししましたが、ここからは売却をする側としての高額買取のコツと注意点をお伝えします。
高額買取には低走行距離の車両が有利というのは前述のとおりですが、それ以外には以下の点について気を配りましょう。
- 定期的なメンテナンス
- 内外装のクリーニングとケア
- 買取時の準備
- 最適な売却時期
定期的なメンテナンス
継続的に適切なメンテナンスをされている車両は、買取業者から提示される査定価格も高くなる傾向です。
あまり走っていないからメンテナンスは不要と思う方もいるかと思いますが、使用環境問わず適切な整備は必要です。
例えば、オイル交換を行っていない車よりも定期的にオイル交換をしている車の方が、エンジンのシリンダーの摩耗も抑えられているでしょう。
エンジンの調子は、査定員がエンジンをかけて音を聞けばすぐに分かります。
もちろんオイル交換だけではなく、タイヤの状態やブレーキ整備・ワイパーなど基本的なメンテナンスも重要です。
さらにシート周りも、定期的に汚れを拭き取る、日頃から乱暴な座り方しない(クッションの偏った沈み込みを防ぐ)など良い状態を維持しましょう。
このように日常的なメンテナンスの有無が査定価格に関わってきます。
内外装のクリーニングとケア
低走行距離者を高く売却するためには、内外装のクリーニングとダメージのケアが重要です。
内外装が綺麗な車は、査定士の第一印象が良くなることから、査定時の買取額アップに繋がりやすいといえます。
査定前には、洗車をして外装を綺麗にすることや、内装のクリーニングをしてゴミやほこりなどを掃除しておきましょう。
売却予定まで半年や1年などの時間がある方は、査定直前だけでなく日頃から洗車や車内の掃除を行い、綺麗な状態を維持しておくことがおすすめです。
外車はレザーや革シートが使用されていることが多く、特に白やアイボリーなど色の薄いシートの場合、デニムパンツの色がついてしまうとなかなか色はとれません。
レザーは一度劣化してしまうとダメージケアが大変です。特に高級車ともなると、手入れが難しいレザーを使用しているケースもあります。
日頃からレザーの種類にあったメンテナンスとダメージケアを行いましょう。
さらに、ダッシュボードの損傷具合や色褪せ具合もチェック項目に入るので、劣化が進んでいないかを査定前に確認しましょう。
劣化が見受けられる場合は、専用のクリーナーを使って艶を出すことで、使用感を一時的に軽減させられます。
また、車内の臭いも査定に影響するため、ペットやタバコなどのニオイが残っている場合は、入念に掃除しましょう。
自分だけではどうにもできない場合は、専門業者に依頼することも検討しましょう。
ただし外装の傷やへこみ、塗装については、自分で修理したり町の修理工場に出すのはおすすめできません。
外車の外装は分厚く、塗料も年式やモデルで違っているため、同じ色で補修することがほぼ不可能です。
却って補修部分が目立って査定額が下がったり、修理費用が高くついて査定額アップにならないケースも多いです。
外装の修理はディーラーやメーカー専門の業者に依頼するか、修理はしないでそのまま査定に出す方が良いでしょう。
事前調査と準備
低走行距離の外車を高く売るためには、買取における事前準備をすることがとても重要です。
買取時の事前準備とは、買取依頼する愛車の買取相場を調べたり必要書類を把握しておくことです。
愛車の買取相場を知らないと、買取業者が提示した額が適正かどうか判断することができません。
場合によっては、買取相場より安い金額を提示される可能性もあるので、査定に出す前に調べておきましょう。
外車は国産車ほど多くは出回っていないため、買取相場を知ることは難しいです。ネットで同モデルや近いモデルの査定額や中古車の販売価格を調べて、おおまかな価格帯を把握しておきましょう。
また、メンテナンス記録もそろえておきましょう。
ディーラーや整備工場などに依頼している場合、その整備記録があることで定期的なメンテナンスがされている車両として査定額アップに繋がります。
整備記録にはチェック項目のほか、オイルや消耗品の交換などが記載されていか確認しましょう。
また、査定時には売却に必要な書類を聞いておくことで、スムーズに買取を終えられます。
車検証の登録状況次第では、必要となる書類が多い可能性もあるため、事前に調べ準備しておくと滞りなく売却可能です。
最適な売却時期
一般的に中古車需要は3月~4月になると高まります。したがって、中古車需要が高まる前の2月~3月頃に売るのが高値がつきやすいです。
また、9月も需要が高まるため、7月~8月も高値がつきやすい時期と言われています。
ヨーロッパ車の場合、新車発売は9月に行われることが多いです。毎年行われるモデルチェンジも9月です。したがって、その前後は査定額も変動しやすいです。
特にフルモデルチェンジの場合、発売後は旧モデルの価格は下がることが多いため、売却をするならモデルチェンジ前に行うのが良いでしょう。
なお。買取ではなく下取りの場合、メーカーの決算時期は高値がつきやすいです。
各メーカーとも、決算前には売り上げを伸ばしたいため新車販売に力を入れます。そのためディーラーで下取りを依頼すると、査定額を高くつけてもらえる可能性が高くなります。
このように中古車相場は、需要と供給のバランスによって査定価格が変わってきます。
走行距離や車両の状態は高額査定の条件ですが、売却時期を逃さないことも大切です。
高額査定のための注意点
低走行距離の外車を高値で買取してもらうための方法や、中古車市場について解説してきました。
低走行距離の外車は中古車を求めるオーナーの需要が高く、また査定の際も好コンディションの指標となるため高額査定が期待できます。
しかしながら、低走行距離だからといって無条件に高額査定をされるわけではありません。
車検がきれたまま放置されている、長らく始動がない車両は却ってエンジンの不良やバッテリーの低下、部品の腐食や固着を招きます。
しばらく運転をしない車両でも、定期的なエンジンの始動や定期的なメンテナンスをしておく必要があります。
査定依頼は外車買取の専門店がおすすめ
売却の際は外車に精通した買取業者に依頼することも重要です。
外車専門の買取業者は、車両の走行距離や年式だけを見るのではなく、その車両のコンディションや本来の価値も査定しています。
例えば、外車専門の査定員はエンジンや足回りをしっかりとチェックして、そのオーナーがどのように扱ってきたのかが分かります。
そして、大切に乗られてきた車は走行距離が多くても状態が良いと判断し査定額に上乗せをします。
また外車専門だからこそ、限定モデルや希少車も見逃さず査定額アップにつなげます。
ディーラーでは扱いにくいカスタム車両も、市場で人気のカスタムであれば上乗せ査定も可能です。
特にカスタム車両は、国産車がメインの買取店では見逃されがちです。外車専門買取店だからこそ知り得る強みではないでしょうか。
外車バトンにおまかせください!
外車バトンは「外車専門の買取サービス」です。
上記のように、限定車両やカスタム車両の知識が豊富なスタッフが査定を行っております。
また、独自の販売ルートで中間業者が少ないのも強みです。次のオーナー様へのルートが短いため、そのぶん査定額に還元ができるメリットがあります。
もし、現在の愛車の査定額を知りたくなったら、ぜひ一度外車バトンにお問い合わせください。