関西のスカイラインと人気ドライブコース

関西エリアのスカイラインの特徴

関西地方には大都市・大阪を中心に、京都の観光名所や豊かな自然が残っている山岳地帯など見ごたえのある絶景に恵まれ、古い歴史と季節の移ろいを味わえるのが特徴。 

関西というと、込み入った道や高速道路が多いイメージですが、スカイラインやドライブウェイなどの整備されたドライブコースも充実しています。
快適な走行を楽しみながら、由緒がある神社仏閣や美しい自然を満喫できるコースが満載です。 

信貴生駒スカイライン（奈良県～大阪府）

信貴生駒スカイラインは、信貴山、生駒山周辺を南北に貫く全長約20.9kmの観光有料道路。 
生駒山の山頂付近を縦断するようなコースは、景色とアップダウンを楽しめるワインディングロードが特徴。 大阪市街から近く、週末に限らず平日でも多くのドライバーが訪れています。 

夜景の聖地としても有名で、「パノラマ展望台」からは夜にはライトアップされた大阪市街が一望できます。
また、「鐘の鳴る展望台」はデートスポットして人気で、そばにある誓いのリングとともに記念撮影をしているカップルも多く見かけます。

周辺には豊かな自然に囲まれた公園やレジャー施設などもあり、ドライブ以外にも遊べるスポットが多くあるのも人気の理由です。

信貴生駒スカイラインは大阪、奈良の街並みを臨める駐車場が複数あるので、休憩を挟みながら快適なドライブを満喫できます。 

住所	信貴生駒スカイライン
時間	3月～10月：6時30分～24時 11月～2月：6時30分～23時
通行料金	全線片道：1,360円  全線往復：1,950円
駐車場	パノラマ駐車場、鐘の鳴る展望台駐車場など計11ヵ所 ※信貴山門料金所駐車場のみ有料
HP	https://www.kintetsu.co.jp/leisure/skyline/
特記事項	二輪車は全面通行止め

信貴生駒スカイラインのおすすめスポット

パノラマ展望台 

大阪府の東部、生駒山（いこまやま）から大阪平野の絶景が楽しめるパノラマ展望台。標高約580mから臨む眺望は抜群で、新日本三大夜景が選定する日本の夜景100選に選ばれました。
夕日や夜景を楽しめると評判のビュースポットです。 

空気が澄んでくる秋ごろからは、さらに美しい夕景や夜景に出会えます。標高が高いため、防寒対策は万全にして出かけましょう。 

住所	大阪府東大阪市東豊浦町
HP	－

生駒山上遊園地

大阪平野と奈良盆地を見渡せる生駒山の標高642m地点にあるレジャースポット。
9,800㎡の広大な敷地は豊かな自然に囲まれ、さまざまな遊具や施設が充実。絶景を眼下に眺めながら、 ナイター営業が行われる夏には夜景を楽しみに訪れる人も。 

休憩スペースや屋内施設もあり、雨の日でも楽しめます。絶景を眼下に眺めながら、老若男女を問わず楽しめる空間です。 

営業期間は3月～11月で冬季は休業になります。 

住所	奈良県生駒市菜畑2312-1
HP	http://www.ikomasanjou.com/

イタリア大使館別荘記念公園

高野龍神スカイライン（和歌山県）

紀伊半島屈指のスカイラインとして、霊峰高野山から護摩壇山(ごまだんざん)を経由し、龍神温泉を結ぶ延長42.7kmの山岳道路。平成15年から無料化されました。 

沿道には樹木が生い茂っていますが、視界は開けているスポットは点在しているので抜群の眺望が臨めます。 途中に道の駅や展望台が点在するので、途中休憩をはさみながら季節折々の景色を堪能できます。
和歌山県と奈良県の県境付近では、標高約800～1,300mの山並みを走り抜ける「日本百名道」にも数えられるほど。 

12～3月は路面が凍結する恐れがあるため、チェーンを装備しましょう。
また、天候によっては通行止めや道路状況が変わることがあるので、訪れる際には事前に通行規制情報を確認しましょう。

住所	和歌山県田辺市龍神村龍神
時間	24時間
通行料金	無料
駐車場	なし（沿線の物産所の駐車場などを利用、普通車30台、二輪車30台）
HP	－
特記事項	バイクは通行禁止

高野龍神スカイラインのおすすめスポット

道の駅ごまさんスカイタワー

「道の駅ごまさんスカイタワー」は高野龍神スカイラインの中間点に位置します。 

高さ33mのスカイタワー展望塔は、護摩壇山の史実にちなんで設計され護摩木を積み上げた独特の形をしています。大台・大峰をはじめとした山々から紀伊水道の島々まで展望できます。気象条件が合えば、四国山脈まで見渡せます。展望塔入場料は、大人・子供とも 300円(小学生以上)。 

1階売店では地元の魅力をつめこんださまざまな軽食やお土産が楽しめます。特に、黒ゴマを使用したごまごまソフトが大人気。 

住所	和歌山県田辺市龍神村龍神1020-6
HP	https://gomasanskytower.com/

森林公園護摩壇山ワイルドライフ 

護摩壇山の南斜面に位置する護摩壇山森林公園ワイルドライフ。ブナ・ミズナラを中心とした原生林が広がり、森林や自然との触れ合いを通じて豊かな感性を育てることを目的に整備されました。 

9,300mの遊歩道や林間広場、人と森林の関わりを学ぶ体験学習などがあり、天然林保存の調査研究が実施されています。 

冬季となる12月～3月は休園なのでご注意ください。 

住所	和歌山県田辺市龍神村龍神
HP	－

那智山スカイライン（和歌山県）

かつて熊野交通が運営していた那智山スカイラインは、平成19年に無料化され和歌山県道46号那智山勝浦線へ変更されました。
熊野那智大社から妙法山にかけて全長6.1kmの展望道路は、那智山や熊野古道などの歴史的な場所を結ぶ道としても有名です。

道中の見どころは何といっても那智の滝。単独の滝としては日本一の高さと言われる落差133メートルの滝は圧巻で、多くの観光客でにぎわっています。 

熊野灘を一望でき、全体的に素晴らしい眺望が楽しめます。 

住所	和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
時間	24時間
通行料金	無料
駐車場	那智の滝第一パーキング、那智の滝第二パーキング（有料：500円）、那智山観光センター 大駐車場
HP	－
特記事項	－

那智山スカイラインのおすすめスポット

那智山見晴らし台

熊野那智大社から3.5kmほど走ると那智山見晴らし台が見えてきます。那智山スカイラインの中央部分にあり、抜群の眺望を楽しめます。特に朝焼けに染まる原生林や熊野灘は絶景スポットとして評判。

直径11m、高さ10mの石積みの塔に鎮座する、高さ4.5m、重さ11トンの阿弥陀如来像が特徴。西国三十三所番外札所の妙法山・阿弥陀寺により建立されました。

住所	和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地那智山見晴らし台
HP	－

熊野那智大社

熊野速玉大社・熊野本宮大社とともに「熊野三山」と呼ばれ、古くから多くの人々の信仰を集めた熊野那智大社。463段の石段を登ると6棟からなる社殿が現れます。標高約500mに位置する境内には、厳かな空気が漂います。 

「胎内くぐり」で知られる樹齢850年の大楠が印象的。本殿の近くには、日本サッカー協会のロゴに用いられている八咫烏（やたがらす）の烏石があります。 

熊野那智大社の隣にある青岸渡寺の境内からは壮大な那智の滝を見ることができます。日本一の落差を誇る日本三大名瀑の1つで、高さ133mの岩肌を垂直に流れ落ちる姿はまさに圧巻です。 

参道には苔が生えているため、歩きやすく滑りにくい靴がおすすめ。 

住所	和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
HP	https://kumanonachitaisha.or.jp/

白浜スカイライン（和歌山県）

和歌山県南部を通る白浜スカイラインは1994年に無料開放されました。海と山に囲まれた自然豊かな南紀白浜の気候は温暖で、爽快なドライブを楽しむのに最適です。 

白良浜をはじめ紀伊半島の素晴らしい風景を眺めることができる観光ドライブやツーリングに人気のドライブコースです。
紅葉の季節には見事な景色も堪能でき、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。

周辺のエリアでは、竜神温泉や白浜温泉などの温泉街や、三段壁洞窟や三段壁などの観光スポット、名物のクエ、ほかでは滅多にお目にかかれないウツボやクツエビなど珍しい海鮮も楽しめます。 

住所	和歌山県西牟婁郡白浜町大浦～西牟婁郡白浜町三段
時間	24時間
通行料金	無料
駐車場	平草原公園一般駐車場（80台）
HP	http://www.ashinoko-skyline.co.jp/
特記事項	－

白浜スカイラインのおすすめスポット

アドベンチャーワールド 

アドベンチャーワールドは「人と動物と自然とのふれあい」をテーマとして1978年に開業した、80万㎡の広大な敷地に、動物園や遊園地、水族館などのさまざまな施設が並ぶ複合施設です。 

なかでも人気なのがジャイアントパンダ。現在は4頭ののジャイアントパンダが飼育されています。
そのほか、サファリワールドではサファリ内を歩いて散策できるコースもあり、時期によってはナイトツアーも開催しています。 

家族連れを中心に幅広い年代の人が楽しめる観光スポットです。

住所	和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399番地
HP	ht//www.aws-s.com/

平草原展望台

白浜スカイラインの先にある平草原展望台は標高125mの高台に位置し、白浜温泉街や田辺湾が一望できる展望スポット。 

トイレ横にある案内図に従って歩いてくと、10分程度で白浜を一望できる木造デッキの展望台に到着します。高台からは白浜の街や周囲の海、円月島などの半島を眺めることができます。
また、周辺の山々の四季折々の自然を楽しむこともできます。

住所	和歌山県西牟婁郡白浜町平草原
HP	－

比叡山ドライブウェイ（滋賀県） 

滋賀県大津市にある比叡山ドライブウェイは1958年に開通しました。大津市の田の谷峠から比叡山山頂までを結ぶおよそ8.1km有料自動車道です。
よく一緒に紹介される奥比叡ドライブウェイと合わせれば、合計約19kmにもなる自然豊かなコースは、大阪や京都から気軽に行けるドライブコースとして人気です。 

雄大な琵琶湖や京都市街を臨みながらのドライブは爽快感が抜群。紅葉のシーズンには美しい絶景を楽しめます。

ドライブウェイの途中には、比叡山延暦寺をはじめ歴史を感じる観光スポットが点在しています。

住所	滋賀県大津市山上町田
時間	7～23時（12月は9～22時、1・2月は9～20時）
通行料金	延暦寺または比叡山頂⇔田の谷峠料金所（往復） 軽・普通自動車：1700円 自動二輪車：1,160円 （125cc以下は不可） ※通行区間によって料金は異なります。
駐車場	東塔駐車場（第一駐車場）、西塔駐車場、峰道駐車場、横川駐車場
HP	http://hieizan-way.com/
特記事項	奥比叡ドライブウェイについては二輪車は日・祝・休日は通行禁止です。

比叡山ドライブウェイのおすすめスポット

比叡山延暦寺 

比叡山延暦寺は伝教大師最澄が比叡山にある天台宗の総本山。平成6年に世界文化遺産に登録されました。 
標高848mの比叡山全域を境内とし、100余りの建造物があります。 

境内には杉の木が生い茂り、比叡山の大自然の清浄な空気はリフレッシュにぴったり。天台宗修行道場としての荘厳な雰囲気に包まれています。 

周辺には無料の駐車場が点在しているので、事前に把握しておくとスムーズに停められます。 

拝観料は電子マネーも使用可能なのがうれしいポイント。 

住所	滋賀県大津市坂本本町4220
HP	https://www.hieizan.or.jp/

ガーデンミュージアム比叡 

ガーデンミュージアム比叡は、標高840mの比叡山頂にある庭園美術館。1.7haの園内には1,500種10万株の花が咲き誇ります。2001年にオープンしました。 

南フランスの丘陵地をイメージした庭園や睡蓮の池、ローズガーデンなど趣向をこらした庭園が特徴。 
ローズガーデンでは6月中旬から10月頃までさまざまな種類のバラを観賞できます。 
園内展望塔から見える、琵琶湖や京都、大阪のパノラマビューは必見。 

園内にはカフェ「Cafe de Paris」や売店も充実しています。カフェは冬季休業となるので注意が必要です。 

住所	京都府京都市左京区修学院尺羅ケ谷四明ケ嶽4
HP	http://gmhiei.jp/

嵐山高雄パークウェイ （京都府）

嵐山高雄パークウェイは、嵯峨鳥居本から国道162号線高雄口までを結ぶ10.7kmのドライブウェイ。 

洛西の絶景が楽しめるほか、ファミリーで楽しめる遊園地やボート、バーベキューコーナーやドッグランなどのさまざまなアクティビティーが充実。 

万葉時代から和歌に詠まれるほどの美しい景色が、観光有料道路が開通したおかげで気軽に楽しめるようになりました。 

高雄・槙尾・栂尾の三尾の景観や清滝川の渓谷が見事で、特に紅葉の頃が絶品。コース内には4カ所の展望台と10カ所の駐車場があります。 

住所	滋賀県大津市山上町田
時間	4月～10月：8時～19時（入場は18時まで）  11月：8時～20時（入場は19時まで）  12月～3月：9時～18時（入場は17時まで）
通行料金	軽、小型、普通自動車：1,800円  マイクロバス：4,000円  大型バス：6,000円  二輪車 ：1,500円（125cc以下は不可）
駐車場	高雄大駐車場、菖蒲谷池大駐車場、小倉山駐車場、愛宕桜駐車場 ※合計収容台数：約1,000台（普通車1,000台 / 大型バス 100台）
HP	https://www.parkway-hankyu.com/
特記事項	二輪車は日・祝・休日は通行禁止です。

嵐山高雄パークウェイのおすすめスポット

保津峡展望台 

保津峡展望台は、嵐山高雄パークウェイの中でも一番の眺望を誇る眺望スポット。迫力のある渓谷美を堪能できます。 
タイミングが合えば、保津川下りの船や嵯峨野トロッコが見られることも 

「小倉山cafe」では保津川の絶景を眺めながら、軽食やドリンクを楽しめます。 

住所	滋賀県大津市坂本本町4220
HP	https://www.parkway-hankyu.com/facilities/viewing-platform/

神護寺 

和気清麻呂によって高雄山の中腹に建立された真言宗の神護寺。奈良時代後期に建てた神願寺と高雄山寺を、平安時代の824年に合併して完成しました。 
市街地から離れた場所にあり、世俗から隔絶された非日常感を体験できます。 

書院や五大堂、毘沙門堂、大師堂、金堂など優れた建築物が建ち並んでいる境内は壮観。 
金堂の西にある地蔵院で厄除けの「かわらけ投げ」が体験できるのが特徴。境内の売店で入手できる素焼きの皿「厄除かわらけ」を投げて厄除けします。 

住所	京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5
HP	http://www.jingoji.or.jp/