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【ロードサービス】保険会社とJAFの違い – 外車におすすめのサービスとは?

(最終更新日:

カーライフで起こるさまざまなトラブルに対応してくれるロードサービス。しかし、実際にトラブルが発生した際の対応範囲についてはよく分からないという方もいるのではないでしょうか?
また、自動車保険付帯のロードサービスとJAFの違いや、外車オーナーがロードサービスに加入する際の注意点や選び方についてご説明します。

【ロードサービス】保険会社とJAFの違い
外車におすすめのサービスとは?

ロードサービス」とは

タイヤのパンク・バッテリー上がり・キーとじ込み・ガス欠などカートラブルの応急処置を行なってくれます。また、事故現場から車をレッカー搬送したり、搭乗者が自宅や目的地まで移動する費用を補償したりなど、事故時のサポートをしてくれます。 

ロードサービスは自動車保険に加入すると自動付帯されるケースがほとんどですが、補償内容や補償金額は保険会社によって違いがあるので、自身の保険会社のロードサービスでどのような内容が補償されるか把握しておきましょう。なお、ロードサービスのみを利用した場合は保険の等級に影響はなく、次年度の保険料が上がることもないので安心です。 

また、JAFやクレジットカード付帯のロードサービスもあります。 

ロードサービスの基本的な内容

ロードサービスの基本的な内容は「レッカー搬送サービス」「応急対応サービス」「宿泊・移動費用サービス」「修理後搬送・引取費用サービス」の大きく分けて4つがあります。
保険会社やロードサービス提供企業によって補償内容や範囲に差があるので、ご自身の契約内容を一度確認するようにしましょう。特に自動車共済のロードサービスは補償内容がかなり限定的なので、事故・故障が発生した際に「自己負担額が大きい…」と焦ることのないよう、必ず補償内容を確認してください。 

①レッカー搬送サービス

事故や故障などにより契約車両が自力走行不可能になった場合、修理工場などまでレッカー搬送を行ない、その費用を規定の金額まで補償するサービスです。 

「レッカー搬送サービス」における「自力走行不可能」状態とは、事故や故障によって車が損傷して動かない、もしくは走行すると明らかに危険な状態のみを指すものではありません。車が動く状態であっても、「サイドミラーが割れている」「ライトが壊れている」「ウインカーが点灯しない」「異音がする」など、法令上走行不可能な状態も含みます
ロードサービス搬送後レンタカー費用特約などを自動車保険に付帯している場合、法令上走行不可能な状態にもかかわらず自力走行して修理工場に運んでしまうと、レンタカー費用の補償を受けられなくなってしまうことがあるので注意が必要です。 

また、近年各保険会社やロードサービス提供企業では、電気自動車の電池切れのレッカーサービスを拡充しています。最寄りの販売店や急速充電器の設置所までレッカー搬送してもらえます。 

レッカー搬送を無料で行なってもらえる移動距離については、各保険会社やロードサービス提供企業で大きく差があります。移動距離の制限を設けている会社もあれば、保険会社やロードサービス提供企業が指定する工場へのレッカー搬送は移動距離無制限とする会社もあります。
規定の移動距離を超えた場合、超過分のレッカー搬送費用は自己負担となりますので、近場だけでなく旅行などで長距離移動する可能性がある場合、移動距離の制限がない、もしくは長距離まで認められている会社を選ぶと安心です。
特に自動車共済ですと、無料搬送距離は100キロまでとなっている場合が多いので注意が必要です。 

②応急対応サービス

「バッテリー上がり時のエンジン起動」「ガス欠時のガソリン補給」「キーとじ込み時のドアの開錠」「タイヤパンク時のスペアタイヤへの交換」「オイル漏れ点検補充」「落輪・脱輪・乗り上げの引き出し作業」などのほか、30分以内に完了する応急修理・軽作業(保険会社によっては時間無制限)を行なってもらえるサービスです。多くの保険会社やロードサービス提供企業では、各サービスの提供時間や利用回数には制限があります。 

なお、雪道や砂地・ぬかるみにタイヤがはまってしまい身動きが取れなくなる「スタック」はほとんどの保険会社でサービス対象外となっており、JAFなどに救助要請する必要がありますのでご注意ください。 

③宿泊・移動費用サービス

事故や故障により車をレッカー搬送し、事故現場から自宅や当面の目的地までの移動が困難となった場合の移動費用を補償します。また、移動手段がなく最寄りのホテル等での宿泊が必要になった場合、宿泊費用を補償します。

「宿泊・移動費用サービス」の内容は保険会社によって内容に大きく差があります。補償金額の制限の有無もあれば、そもそも補償が全くない保険会社・共済もあります。 

また、保険会社によっては事故現場近くでレンタカーを借りて帰宅した場合のレンタカー費用や、事故車・故障車修理中のレンタカー費用を補償してくれる場合もあります。 

④修理後搬送・引取費用サービス

事故車・故障車の修理後、自宅や車の保管場所までの搬送費用や、契約者が修理工場まで引き取りに行く交通費を補償するサービスです。

「修理後搬送・引取費用サービス」の内容は保険会社によって内容に大きく差があります。補償金額の制限の有無もあれば、そもそも補償が全くない保険会社・共済も数多くあります。 

保険会社とJAFのロードサービスの違い

自動車保険付帯以外のロードサービスといえばJAFが有名ですが、自動車保険のロードサービスとどのような違いがあるのでしょうか。 

①自動車保険よりサービス範囲が広い

自動車保険のロードサービスで補償対象外となる、大雨や台風による水没など自然災害起因の事故によるトラブルにも対応してくれます。また、雪道や砂地・ぬかるみにタイヤがはまってしまい身動きが取れなくなる「スタック」にも対応してくれます。突然の降雪時に助かるタイヤチェーンの取付け・取外しも行なってくれます。また、重大なトラブルはなくとも、異音・異臭が生じた場合の点検も行なってくれます。 

②利用回数無制限

自動車保険のロードサービスの場合、各種応急対応サービスの利用回数に制限があることが多いですが、JAFは利用回数無制限です。  

③契約車両以外の車の運転時でも、同乗時でも利用可能

自動車保険のロードサービスは「契約車両」のみが対象ですが、JAFは「人にかかるロードサービス」のため、マイカー以外にも原付やバイク、会社の車や友人の車、レンタカーを運転中にも利用できます。また、自身は運転していなくても同乗しているだけで利用できます。  

④JAF会員特典がある

全国に約47,000ヵ所あるJAF会員優待施設で割引・特典など会員優待サービスが受けられます。優待施設は飲食店・道の駅・映画館・ガソリンスタンド・温泉施設・生活用品・病院など多岐に渡ります。割引・特典を上手に活用すると、年会費を上回る割引を受けることも可能です。   

保険だけでは足りない?JAF加入がおすすめな人の特徴 

ここまで読んで「自分の場合は自動車保険のロードサービスだけで充分なのだろうか?」と思う方もいると思います。では、自動車保険のロードサービスにプラスしてJAFにも加入した方が良いのはどのような車・運転者なのでしょうか。  

①友人・知人の車やレンタカーに乗る機会が多い人 

前述した通り、自動車保険のロードサービスは契約車両のみに適用されますが、JAF会員になるとマイカー以外の車を運転・同乗している際も利用することができます。  

②雪道や泥道を走る機会が多い人 

雪道や泥道・砂地で身動きが取れなくなる「スタック」からの引き上げは、ほとんどの保険会社でサービス対象外となっているため、雪国に住んでいる人やスキー場などに行くことがある人、舗装されていない泥道を走る機会がある人などはJAFに加入しておくと安心です。  

外車オーナーのロードサービス選びのポイント

では、外車オーナーがロードサービスを選ぶ際、どのようなチェックポイントがあるのか確認していきましょう。   

①サービス内容は充分か

事故や故障で修理が必要になった場合、外車は国産車と比べてパーツや板金塗装の価格が高額になることが多く、思わぬ出費がかさんでしまう可能性があります。ロードサービスのレッカー搬送費用や宿泊・移動費用、修理後搬送・引取費用の補償内容が不充分だと、修理費用に加えてロードサービスの超過分の出費もかさんでしまう可能性があります。 

万が一の事故や故障時の出費を最低限に抑えるため、自動車保険の基本補償・特約だけでなく、ロードサービスの内容も十分確認するようにしましょう。 

②カートラブルに備えてJAF加入も視野に入れる 

日本と外車の代表的な生産地であるヨーロッパでは車の乗り方が異なります。日本では5~10年の短いサイクルで車を買い替える人が多く、街中を低速度でストップ&ゴー走行する乗り方が一般的です。一方ヨーロッパでは定期的にメンテナンスを行なって10~20年の長期間同じ車に乗る人も珍しくなく、長距離を高速度走行する乗り方が一般的です。国産車・外車それぞれ、現地での乗り方に合わせて車がつくられているため、外車で日本的な乗り方をすると、想定する走行環境が異なるため不具合が発生する可能性が高まります。 

以上の理由から、日本で外車を運転する場合のカートラブルの発生頻度は国産車よりも高い可能性があります。自動車保険のロードサービスですと、各種応急対応サービスの利用可能回数は年1回が限度などと制限があることが多く、外車オーナーにとっては心もとないかもしれません。JAFであれば利用可能回数が無制限なので、安心して外車に乗ることができるでしょう。 

ロードサービスについて、理解を深めることはできましたでしょうか。

自動車保険の基本補償や特約については契約時にしっかり内容を把握する方も多いと思いますが、ロードサービスの内容は見落としがちです。
各保険会社やJAFで内容に大きな差があるため、ご自身のカーライフにあった補償内容のロードサービスが利用できるよう、今一度見直すことをおすすめします。


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