輸入車のボディをきれいにキープ!洗車のポイントは?
国産車・輸入車問わず、クルマのボディをきれいにキープしたいという方が多いのではないでしょうか。
なかなか時間が取れない、雨が降りそうな日々が続くなどの理由で洗車できず、汚れが落ちにくくなったり、間違った洗車方法により、思わぬ傷を付けてしまうこともあります。
マンションやアパート、月極駐車場を利用の場合、自宅で手洗い洗車ができない場合の洗車場所についても悩みの種になります。
今回は、輸入車のボディをきれいにキープするための洗車のポイントについて紹介します。
コーティング施工車は汚れが落ちやすい
クルマは走行すれば必ず何らかの汚れが付着します。しかし、コーティング済みであれば、汚れが付着しても落ちやすい傾向にあります。
コーティングは、業者が施工するボディガラスコーティング、ユーザー自身が施工したコーティングやワックスなどどのようなものでも構いません。
ディーラーやコーティング専門業者が施工したボディガラスコーティングは料金は高めですが、なかには5年間キープするコーティングもあります。長期間効果を維持でき、日常でつく汚れも落しやすくなります。
自分で洗車をする際のポイント
では、自分で洗車をする際にはどのように行ったらいいのでしょうか。
自宅前ガレージで洗車する場合や、コイン洗車場で洗車をする場合の手順や道具の選び方、洗車の際の注意点などをご紹介します。
洗車の手順について
洗車する際には、たっぷりの水をボディにかけましょう。その際に大きなゴミやホコリを洗い流すのがポイントです。
しっかり泡立てたカーシャンプーをバケツ等に用意し、柔らかいスポンジやムートン(推奨)を使用しボディの汚れを落します。
輸入車は特にブレーキダストが多いため、傷や汚れの原因になりますので、ボディ用とホイール用のスポンジは使い分けましょう。
素早くボディの泡を洗い流して、水滴が乾いてしまう前に拭き取りましょう。
洗車をするなら曇天がベスト
「晴れて天気が良いので洗車しよう」はNGで、洗車を行うのは曇りの日が最適です。早朝や夕方の直射日光が当たらない時間帯もおすすめです。
晴れの日は、洗車するには気持ち良いのですが、水滴がレンズ効果を生み、水垢の付着や水シミの付着など塗装面に悪影響を及ぼします。
気温が氷点下になる日もNGです。拭き上げる前に水滴が凍ってしまうため、無理に拭き上げようとすると小傷の原因になります。
きれいな道具を使おう
自分で洗車中に思わぬ傷を付けてしまった場合ガッカリしてしまいます。
洗車で使用するスポンジやムートン、拭き上げ用のタオルなどの道具は新品でなくてもきれいな状態で使用するようにしましょう。
スポンジの隙間に前回洗車時の小石などが挟まっていた場合、傷の原因になります。
地面に落してしまった洗車道具をそのまま使用すると傷を付ける原因になります。砂などをよく洗い流して、きれいになったのを確認してから使用しましょう。
カーシャンプーは無難な中性タイプがおすすめ
カーシャンプーは、さまざまな種類があり、一般的な洗車に適した成分を持つのが中性タイプで、ほとんどのクルマの塗装や、コーティング施工車に使用することができます。
「コーティング車用シャンプー」のほとんどは中性タイプです。
酸性のカーシャンプーは水垢や雨シミの除去、頑固な汚れに適し、アルカリ性のカーシャンプーは足回りやマフラー、下回りなど頑固な油汚れに適しています。
いずれもコーティングに悪影響を及ぼす可能性があり、塗装面にも注意が必要です。
ワックス成分を含むカーシャンプーはコーティングしていないクルマに使用すると撥水効果が得られます。
しかし、コーティング施工車の場合、ワックス成分を含むカーシャンプーは水垢を付着させる原因になりますので注意しましょう。
傷消し系カーシャンプーは、コンパウンドを配合しており、洗車のたびに小傷を目立たなくするシャンプーです。
コーティングの下地作りや古い輸入車、特に塗装面の厚いアメ車に最適です。ダークカラーやライトカラーなど塗装色に応じたカーシャンプーを選ぶことが大切です。
なお、傷消し系カーシャンプーはコーティング施工車には適しません。
拭き上げにおすすめな道具とは
ボディに付いた水滴を拭き上げる際に、家庭で一般的に使用しているタオルを使用すると細かい傷を付けてしまう原因になります。輸入車の塗装面は比較的硬いですが、傷を付けるリスクは排除しなければなりません。
汚れのないきれいな「マイクロファイバークロス」やクルマのボディ拭き上げ専用の「カーセーム」の使用をおすすめします。
マイクロファイバークロスは、淵の部分もやわらかい素材であるものを選びましょう。
またカーセームは、本革の製品でたっぷり水を含ませ絞って使用するのがポイントです。カーセームを使用する際は、乾燥している状態では絶対に使わないようにしましょう。
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ドライブスルー洗車機を利用する際の注意点
ガソリンスタンドに多くあるドライブスルー洗車機は、短時間でクルマをきれいに洗車することができるため、洗車をする時間がなかなか取れないときには便利ですよね。
しかし、注意点を守らないとクルマの破損やボディの傷の原因になってしまいます。
最新の洗車機は、布製のブラシやスポンジ製のブラシなど柔らかい素材のブラシを使用しているため、傷が付きにくくなっています。
しかし、古いタイプの洗車機は、ナイロンブラシやプラスチック製ブラシが使用されていますので、洗車傷が付いてしまいます。洗車機を使用する前にブラシをチェックしましょう。
また、洗車機のメンテナンスがしっかり行われていない場所も注意です。
給水ホースやブラシなどメンテナンスがしっかり行われていないと、思うように水が出ない、ブラシが汚れていて小傷の原因になるなど思わぬトラブルを招きます。場合によっては、洗車機もボディに傷を付ける原因になりかねません。
輸入車に適合しているか、輸入車洗車コースがあるかどうかもチェックしましょう。輸入車洗車コースとは、格納できない脱着式ミラーが装着している場合、その部分を洗車しないようにしています。ベントレーやロールスロイス、フェラーリやランボルギーニ等の高級車やスーパーカー、ジープなどの本格オフロード車は、サイズや形状が原因で洗車機を利用できないケースが多いため、必ず注意事項等をチェックしましょう。
ミネラル分のない純水洗車がおすすめ
クルマの洗車専門店では「純水洗車」を行っています。純水とは、水道水に溶け込んでいるナトリウムやマグネシウムなどのミネラル分をほぼ完全に除去した純粋な水のことです。
ミネラル分の混ざった水道水で洗車した場合、洗車中に水分が乾くと白い粉が発生します。純水では白くなるミネラル分が入っていないため白くならず、透明感を持つ仕上がりになります。
また、ミネラル分は水玉の形にミネラル分が残り「水シミ」を発生させます。純水の場合、シミの原因がないため、水シミの心配もありません。
純水洗車は、洗車専門店での手洗い洗車になりますので、洗車機を利用した洗車に比べ価格は高めです。しかし、傷が付きにくく仕上がりがきれいなため、2ヵ月から3ヵ月に1度など定期的に洗車を依頼するのもおすすめです。
輸入車をきれいにキープして高額査定
ボディがきれいにキープされた輸入車は、売却時に高額査定が期待できます。
傷だらけのクルマや色あせているクルマよりも、きれいで輝いているクルマの方が査定士の印象も良く、中古車としても売りやすくなります。
特に高額な輸入車の場合、買い手側は価格が少々高くてもきれいなクルマを選ぶ傾向にあります。
販売価格も高く設定ができるため、きれいなクルマは査定額も高くなるでしょう。
特にリセールバリューの高いクルマであれば、さらに高額査定が可能になります。
また、輸入車の場合はモデルサイクルが国産車よりも長く、年式は古くても古さを感じさません。ひと目でメーカーがわかる車種が多いのも特徴です。
査定においては、ボディがきれいなクルマであればあるほどクルマへの評価は高まります。
輸入車の洗車のまとめ
輸入車のボディをきれいにキープするためには、使用する洗車道具や洗車方法など注意点を守り、正しく洗車することが重要です。
またコーティングを行って汚れや傷からクルマを守ることも大切です。
ボディがきれいにキープされた輸入車は、売却時にも良い印象があり高額査定も期待できます。
そのためには、ぜひ日頃から定期的な洗車を行うようにしましょう。