
主な輸入車メーカーの特徴一覧
外車・輸入車とひとことに言っても、国やメーカーによってその特徴はさまざまです。
日本に輸入される際のほとんどの車両は日本国内仕様に生産されますが、その車がもつ性能やコンセプトはメーカーごとの色合いが色濃く出ています。
日本の代理店で販売されている主要な輸入自動車メーカーの車の特徴と人気車種を一覧にしましたので参考にしてみてください。
メーカーごとの買取実績も分かるので、人気車種の買取相場を知りたい方も参考にしてみてください。
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ドイツ車の特徴
日本を走る輸入車の圧倒的シェアを占め、「世界一の自動車大国」とも言われるドイツ車。
ドイツ車の特徴は「高速安全性が高い」「ボディが頑丈」「内装の質感が高い」「運転する楽しさが重視されている」という点が挙げられます。
ドイツには「アウトバーン」という制限速度無制限の高速道路があり、時速200キロで走行する車もいることから、空気抵抗を抑制し、衝突安全性が高い、高速走行に耐えうる車が生産されています。
また、日本の国産車と比較して、「ハンドル操作が少し重い」「アクセルやブレーキの踏みが軽い」という操作性の特徴があり、「自分で運転している」という楽しさを味わえます。-
メルセデス・ベンツ
日本の輸入車市場第1位のシェアを誇り、高級車の代名詞となっている「メルセデス・ベンツ」。
質の高さ・独自性のあるスタイリッシュなデザイン・安定した乗り心地で、世界中で高いシェアを誇っています。
今では当たり前に装備されているエアバックやABSなどを一番最初に装備したのもメルセデスで、常に最新の安全技術を開発し、世界をリードしています。- 人気のモデル
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- Sクラス
- Cクラス
- Gクラス(ゲレンデワーゲン)
- CLAクラス
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メルセデスAMG
メルセデス・ベンツのサブブランドで、AMGがチューニング・カスタムしたモデルのメルセデス車が「メルセデスAMG」です。
AMGはレース用エンジンの会社であり、AMGがチューニングしたエンジンでメルセデスのレーシングカーが24時間レースでクラス優勝したことをきっかけにAMGの名前が世界に広がり、メルセデスのAMGモデルが人気となりました。- 人気のモデル
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- Gクラス
- GLC
- GT
- Cクラス
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BMW
日本の輸入車市場第2位のシェアを誇り、年齢性別を問わず人気の外車です。
「駆け抜ける歓び」をスローガンとした車造りをしており、運転好きな人から大きな支持を得ています。
また、キドニーグリルと呼ばれるBMWを象徴するフロントマスクや、前へ進むスタイルが協調されたボディラインといったスポーティーさも特徴です。- 人気のモデル
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- 3シリーズ
- 1シリーズ
- X3
- X1
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BMWミニ
小さく丸みを帯びたかわいらしいデザインとカラフルなカラーリングで人気の「MINI」。1959年にイギリスで創業し、2001年からはドイツのBMWの傘下となっています。
そのかわいらしさから他の外車に比べて女性オーナーも多く、価格も他の外車に比べてお手頃なことも特徴です。- 人気のモデル
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- カントリーマン
- MINI 3ドア
- クラブマン
- クロスオーバー
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アウディ
都会的なデザインと、シンプルでモダンな内装が特徴の、上質で大人な雰囲気のカーブランドです。
また、走りを重視した設計となっており、特にクワトロというフルタイム4WDシステムは、それまで手動で2WDと4WDの切り替えが必要だったパートタイム4WDシステムに革命を起こした、アウディの代名詞となっています。- 人気のモデル
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- A3セダン
- A3スポーツバック
- TT
- A4アバント
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フォルクスワーゲン
販売台数世界一のシェア、日本でも輸入車市場第3位のシェアを誇るカーメーカーです。
ドイツ車らしい頑丈さと安全性、高級感のあるデザイン、ハンドリングの良さ、燃費の良さが特徴となっています。
フォルクスワーゲンは元々、ヒトラーの指示で大衆車として製造されたカーメーカーのため、外車にしては手を伸ばしやすい価格となっています。- 人気のモデル
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- ゴルフ
- ザ・ビートル
- ゴルフヴァリアント
- T-Cross
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ポルシェ
高級スポーツカー・レーシングカーのカーメーカーです。
どこから見てもポルシェとわかる特徴的なデザイン、世界一とも言われるブレーキ性能、魅力的なエンジン音が特徴です。特にデザインは、どのモデルもポルシェらしいスポーティーさがあります。
近年ではSUV車も人気となっており、高級SUVの先駆者として人気があります。- 人気のモデル
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- 911
- マカン
- カイエン
- ケイマン
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イギリス車の特徴
格式と伝統を重んじる国・イギリス。その影響は車にも色濃く反映されており、大衆車であるドイツ車とは対照的に、イギリス車は高級・超高級車が多く、世界中のセレブが愛用するメーカーが多くなっています。
セダンの「ロールスロイス」「ベントレー」、SUVの「ランドローバー」、スポーツカーの「アストンマーチン」「マクラーレン」などがあり、いずれも上流階級向けの豪華で高級なカーメーカーとなっています。
イギリス車になじみのない方も多いかと思いますが、その品の良さと質の高さから、輸入車ファンには憧れの存在となっています。-
ロールスロイス
ロールスロイスは「世界最高の車」とも称されるイギリスの高級車メーカーであり、英国産自動車を初めて誕生させたメーカーでもあります。
ロールスロイスの車名は、創業者のフレデリック・ヘンリー・ロイスの「ロイス」とエンジニアでもあったチャールズ・スチュワート・ロールズの「ロールズ」が由来となっています。
日本の皇室でも使用され、昭和天皇が「シルヴァーゴースト」を愛用していたのは有名です。
現在はBMW傘下となっていますが、ロールスロイスならではの高級感は健在です。- 人気のモデル
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- ゴースト
- カリナン
- ファントム
- ドーン
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ジャガー
スポーティなデザインとエレガントな雰囲気が漂う個性的な内装が特徴の「ジャガー」。スポーツカー・サルーン・SUVが販売されています。
他のカーメーカーに先がけ、2025年までに新車を全車EV化すると宣言しており、EV車の先進国・日本のみならず、全世界から注目を集めています。- 人気のモデル
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- XJ
- Fペイス
- Eペイス
- XE
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ランドローバー
SUVモデルと専門としているカーメーカーで、高級SUVブランドの元祖として根強い人気があります。
悪路をものともしない走破性と、乗り心地の良さをあわせ持ち、オフロードの走行が好きな方に支持されています。
以前は車好きの方のみに知られているカーブランドでしたが、近年のSUV人気の高まりによって、日本でも購入者が増えています。- 人気のモデル
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- ディフェンダー
- レンジローバーイヴォーク
- レンジローバーヴェラール
- ディスカバリー
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アストンマーティン
正式名称は「アストンマーティン・ラゴンダ」。100年以上の歴史をもつイギリスでは珍しい民族資本の高級スポーツカーメーカーです。
アイコニック(肖像・象徴)をコンセプトとし、時代に左右されないノスタルジックな曲線を用いたデザインが特徴的です。
映画『007』でも、各シリーズでジェームス・ボンドが乗るボンドカーとしてDB5やDBSが度々登場します。- 人気のモデル
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- DB11
- DBX
- V8 ヴァンテージ
- DB12
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イタリア車の特徴
特徴的な外観やこだわった内装の個性豊かでおしゃれな車が多いイタリア車。
かわいい「フィアット」、力強い「ランボルギーニ」、優美な「アルファロメオ」など、各メーカーそれぞれが特徴的な個性を持っています。
また、イタリアは細い道や石畳が多いことから、「フィアット」に代表されるような小型車が多い一方、「フェラーリ」や「ランボルギーニ」に代表されるように高級スーパーカーも多く、対照的な性質を持った車が生産されています。
イタリア車は高性能なエンジンも特徴で、スーパーカーはもちろんのこと、小型車であっても走る楽しさを感じさせてくれます。-
アルファロメオ
ランチアと並びイタリアを代表する高級車メーカー。現在はフィアット傘下となっています。
日本でも人気の特徴的なエンブレムは、元々ミラノの市章である赤十字とヴィスコンティ家の紋章である蛇を組み合わせたもの。
フロントグリルも特徴で、トライローブと呼ばれる三角形の盾のような形もミラノ市の紋章をモチーフにしています。
デザイン性の高さと、街乗りにも適したスポーツカーとしての性能は、日本でもコアなファンが多いメーカーです。- 人気のモデル
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- ジュリア
- ジュリエッタ
- ミト
- アルファスパイダー
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フェラーリ
F1やル・マン24時間耐久レースなどで好成績を残している、レーシングカー・スポーツカーのカーメーカーです。
日本では富裕層の高級車というイメージが強いですが、実はよりレースに強い車を念頭に車造りを続ける、レース中心のカーメーカーです。
フェラーリ」の車は、パワーのあるエンジン、力強いエンジン音、美しいボディという特徴があります。- 人気のモデル
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- F40
- ローマ
- 458イタリア
- 488スパイダー
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マセラティ
1914年創業のイタリアの老舗自動車メーカー、創業者のマセラティ兄弟の苗字がそのままメーカー名になっています。
もともとは高級スポーツカーをメインとしておりましたが、現在はセダンやSUVにも力を入れており、日本でも販売台数を伸ばしています。
エレガンス、スポーティー、パーソナリティという3つのキーワードをコンセプトに掲げており、曲線を用いたイタリアらしい個性的なデザインが特徴的です。
- 人気のモデル
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- キブリ
- レヴァンテ
- クアトロポルテ
- グラントゥーリズモ
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フィアット
イタリア最大手の自動車メーカー「フィアット」。
コンパクトで街乗りに最適な小型車を中心に製造しており、日本でも乗りやすい車が多くなっています。また、丸みを帯びたデザインが特徴的で、男女問わず人気の外車です。新車価格は200万円からと、外車の中では手に入れやすい価格も魅力の1つです。
日本ではアニメ「ルパン三世」で登場した車としても有名です。- 人気のモデル
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- 500(チンクエチェント)
- パンダ
- 500X
- デュカト
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アバルト
フィアット車をベースとし、性能・内装がスポーティーにチューニングされているアバルト。小型ながら強力なエンジンを搭載しているアバルト車は、日本の道路環境にマッチすることから、熱狂的なファンが多く存在します。
新型コロナにより自動車市場が落ち込んだ2020年にも、日本ではアバルト史上第2位の売上を見せるなど、人気急上昇中のカーブランドです。- 人気のモデル
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- 595
- 500
- 124 スパイダー
- 695
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フランス車の特徴
かつて日本では車好き以外にはあまりなじみのなかったフランス車。
しかし、他の外車に比べて価格がかなり安く、日本でも走りやすい小型車が豊富なことから、近年は人気が上昇しています。
そんなフランス車の特徴は「個性的なデザイン」と「乗り心地の良さ」です。芸術の国・フランスの車とあって、内装・外装ともにこだわりの深いデザインとなっており、ボディカラーも特徴的な色のものが多く販売されています。
また、フランスは未舗装路や石畳の道が多く、そのような道でも快適に走行できるよう、クッション性の高いシートなど乗り心地に優れた車が多くなっています。-
プジョー
立つライオンのエンブレムが目を引く「プジョー」。その車の特徴は「猫足」と呼ばれる独自設計のサスペンションとショックアブソーバー。石畳の多いフランスでも走りやすいよう、猫のようにしなやかで、吸い付くような足回りとなっています。
外車の中では新車・中古車ともに購入しやすい価格帯となっています。- 人気のモデル
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- 308
- 3008
- 208
- リフター
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シトロエン
「へ」を2つ重ねたようなエンブレムが印象的な「シトロエン」。その車の特徴は、おしゃれな内外装デザインと乗り心地の良さです。個性的なデザインが多く、近未来的な雰囲気があります。
走行時に路面からの衝撃を吸収する性能が高く、その乗り心地の良さへのファンも多いです。
国産車と同程度の価格帯のモデルも多く、初めての外車購入にもおすすめです。- 人気のモデル
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- C3
- ベルランゴ
- C3 エアクロス SUV
- C4
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ルノー
日本では、日産・三菱と資本関係を結んでいることで有名なルノー。小型車から大型車にいたるまで幅広いラインナップを展開しています。日本ではトール型ワゴン「カングー」が人気を博しており、世界最大のファンイベント「カングージャンボリー」が開かれるほどです。
最近のデザインはシンプル・官能的・温かみがテーマとなっています。- 人気のモデル
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- メガーヌ
- トゥインゴ
- カングー
- ルーテシア
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DSオートモービル
「DS オートモビル」は「プジョー」「シトロエン」を擁する「グループPSA」の中の1ブランドで、他2ブランドより上級のカーブランドとなっています。
2009年にシトロエンのサブブランドとしてデビューしましたが、2015年にシトロエンから独立して単独ブランドとなりました。現在、SUVとハッチバックセダンが販売されています。- 人気のモデル
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- DS3
- DS3クロスバック
- DS4
- DS7クロスバック
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アメリカ車の特徴
アメリカ車いわゆるアメ車の大きな特徴としては、何といっても排気量と車体の大きさ。
アメリカの広大な国土と舗装されていない道路でもしっかりと走行できるよう、ハイパワーかつ頑丈なエンジンであることが重要視されています。
車体もアメリカ人の大柄な体型に合わせ、大きく作られている車両が多いです。
アメリカ車はデザインも個性的なものが多く、その車体の大きさも含めて日本で走っていると注目を集めるでしょう。
所有する場合は、その大きな車体を考慮した車庫や自宅周辺の経路などの確認が必須です。排気量も大きいので、税金や車検代も日本車やほかの輸入車に比べても高額になることを考慮しましょう。-
クライスラー
クライスラーと言えば、ザ・アメリカを代表する高級セダンの代表格で、GM、フォードと並んでアメ車ビッグ3と言われるほど。
AMCやダイムラー時代の印象が強いですが、現在はステランティスグループ傘下となり、残念ながら日本での販売は終了しています。
手に入れるには、中古車もしくは代理店を通じて並行輸入をする方法になります。- 人気のモデル
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- 300
- 300C
- クロスファイア
- イプシロン
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ジープ
SUVのトップブランドとして人気を誇る「ジープ」。もとは軍用車両として生産されていたため、山道や未舗装路など悪路での走破性が高く、屈強なボディとなっています。
以前はオフロード走行が好きな人に人気のブランドといった印象でしたが、近年は普段使いしやすい乗り心地やデザインのモデルも多数販売されており、街乗り用に保有する人も増えています。- 人気のモデル
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- ラングラー
- グランドチェロキー
- レネゲード
- ラングラーアンリミテッド
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キャデラック
豪華な内外装が特徴で、アメリカ本国では歴代大統領や富裕層からも愛されている、格式高いカーブランドです。
アメリカの広大な土地を走行することが前提に造られた強力なエンジンを搭載していながら、アメ車特有の浮くような乗り心地が抑えられています。
SUVとセダンが販売されていますが、日本ではSUVモデルが圧倒的に人気を誇っています。- 人気のモデル
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- エスカレード
- XT6
- XT5クロスオーバー
- CTSセダン
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フォード
1903年に設立されたアメリカを代表する老舗の自動車メーカーであるフォード。世界で初めて車の大量生産を実現したメーカーでもあります。
生産ラインの確立によりコストダウンを実現、車を庶民にも手の届くものとしました。
1908年に誕生したT型(モデルT)は、その生産ラインにより累計1,500万台以上を生産し、アメリカに限らず、全世界の自動車業界に影響を与えました。
大排気量の車が特徴であるアメリカ車ですが、昨今の低燃費車の需要を受け、現在はダウンサイジングの車両も製造・販売しています。- 人気のモデル
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- マスタング
- エクスプローラー
- エスケープ
- ブロンコ
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シボレー
シボレーはゼネラルモーターズ (GM) が製造・販売する自動車ブランドの1つ。
シボレーの特徴はOHVの大排気量エンジンと大型ボディ。ジャンルはスポーツカー、SUV等が中心となっており、アメリカンカルチャーを象徴するような個性的なデザインも人気となっています。
なお、シボレーのSUVとピックアップトラックの高級グレード車が同じGMグループの別ブランド「GMC」で展開されています。- 人気のモデル
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- コルベット
- カマロ
- アストロ
- インパラ
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ダッジ
マッスルカーの代表格であるダッヂは、100年以上の歴史を誇るアメリカの自動車メーカーです。
60~70年代の大排気量全盛期のアメ車好きの間で絶大な人気があります。特にチャージャーは映画「ワイルド・スピード」で一躍有名になり、日本でも憧れて購入する人が多い車種です。
クライスラーの傘下となった後、ダッヂの販売は日本から撤退しており、現在は中古車や並行輸入でのみ購入可能となっています。- 人気のモデル
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- チャージャー
- チャレンジャー
- ラム
- バン
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スウェーデン車の特徴
おなじみの外車「ボルボ」に代表されるスウェーデン車。
日本では「ボルボ」以外、スウェーデン車になじみはありませんが、スウェーデン車は「故障が少なく頑丈」「雪道でも安定走行可能」といった特徴があります。
冬には氷点下の日が続き、降雪も多いスウェーデンでは、「車の故障=生命の危機」ともなりかねないため、世界的に頑丈であるとして有名な日本車にも引けを取らない強靭な造りとなっています。
なお、スウェーデンのカーメーカーは現在「ボルボ」「ケーニグセグ」の2社のみとなっています。-
ボルボ
「高い安全性」が特徴のカーメーカーです。創業者の「車は人にとって安全でなければならない」という理念を100年近く受け継いで造られており、北欧の極寒の雪道環境でも安全に走行できる頑丈な車を製造しています。
また、1959年に世界初の3点式シートベルトを開発し、世界中のカーメーカーに広めるなど、常に最新の安全技術を取り入れてきました。- 人気のモデル
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- V60
- XC40
- XC60
- V40
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